管理図ビルダーは、工程データから管理図を描きます。管理図ビルダーは、対話的なワークスペースとして起動できます。また、特定の管理図をメニューから起動することもできます。対話的なワークスペースでは、管理図に描きたい変数をゾーンにドラッグすると、データに基づいて適切な種類の管理図が自動的に選択されます。いずれのモードで起動しても、別の種類の管理図を作成したり、既存の管理図の設定を変更したりすることも簡単に行えます。
管理図は、工程における変動(ばらつき)を監視するためのグラフです。工程における変動が自然な場合には、管理限界内に収まります。管理図では、管理限界を基準にして、一般原因による変動と特殊原因による変動を見分けます。一般に、特殊原因による変動が見られた場合には、それを工程から取り除く措置が講じられます。また、工程能力を判断するうえでも、一般原因による変動を定量化することは重要です。
図3.1 管理図ビルダーの例