「モデルのあてはめ」プラットフォームの[標準最小2乗]手法を使って、すべての交互作用を含む三元配置分散分析を行います。「回転速度」、「角度」、「材質」、そして、その交互作用が、切削工具の「磨耗」に影響しているかを調べてみましょう。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Tool Wear.jmp」を開きます。
2. [分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。
3. 「列の選択」リストで「磨耗」を選択し、[Y]をクリックします。
4. 「列の選択」リストで「回転速度」、「角度」、「材質」を選択します。
5. [マクロ]>[完全実施要因]を選択します。
6. [実行]をクリックします。
7. 「応答 磨耗」の赤い三角ボタンをクリックし、[因子プロファイル]>[曲面プロファイル]を選択します。
ヒント: プロファイルに点を描画するには、「表示形式」パネルを開いて[実測値]をクリックします。点を大きくするには、グラフ上を右クリックして[設定]を選択し、[マーカーサイズ]を調整します。
この曲面プロファイルの「回転速度」と「角度」は、連続尺度に設定されています。「材質」が「A」のときの応答曲面と、「B」のときの応答曲面は形状が違います。なお、データテーブルにおいて、「材質」が「A」のものは赤色の点、「B」のものは青色の点で描かれています。「材質」によって応答曲面が変化しているのは、3次の交互作用をモデルに含めているからです。
「独立変数」パネルの「材質」を「0」にすると、材質Aの曲面が描かれます。「1」にすると、材質Bのものが描かれます。なお、「Tool Wear.jmp」サンプルデータには、これらの曲面プロファイルを作成する2つのデータテーブルスクリプトが用意されています(「予測プロファイル・曲面プロファイル」と「2つの材質の曲面プロファイル」)。