この例では、閾値を使用して、度数が2以下の原因を1つに組み合わせます。この例のデータテーブルは、集積回路(IC)の製造工程で生じる不適合の原因と、不適合が生じた回数を種類別にまとめたものです。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Quality Control」フォルダにある「Failure.jmp」を開きます。
2. [分析]>[品質と工程]>[パレート図]を選択します。
3. 「原因」を選択して、[Y, 原因]をクリックします。
4. 「度数」を選択し、[度数]をクリックします。
5. [原因を組み合わせる]を選択し、その下にあるドロップダウンボックスで[度数]を選択します。
6. 閾値として「2」と入力します。
7. [OK]をクリックします。
図15.7 度数の閾値に2を指定したパレート図
Figure 15.7は、度数に対して2という閾値を指定した結果のパレート図です。「その他(4)」という名前の棒に、度数が2以下の原因がすべて組み合わされています。
8. 組み合わされている棒をFigure 15.8に示すように元に戻すには、「その他(4)」という名前の棒を選択します。
9. 「プロット」の赤い三角ボタンをクリックし、[選択した原因]>[原因の分離]を選択します。
ヒント: または、「その他(4)」という名前の棒を右クリックして、[選択した原因]>[原因の分離]を選択します。
図15.8 原因を分離したパレート図