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公開日: 09/19/2023

「分布の比較」プロットにおける軸スケールの変更の例

異なるスケールを使用して故障時間分布を描くことは、さまざまな種類の確率紙に分布を描く作業といえます。「分布の比較」のグラフで、デフォルトで使われているスケールは、線形スケールです。この例では、分布の推定値をFréchetのスケールで表示する方法を示します。

1. 「寿命の一変量」プラットフォームの例step 1step 5に従ってください。

2. 「分布の比較」レポートにおける「スケール」列で、[Frechet]を選択してください。

3. 「寿命の一変量」の赤い三角ボタンをクリックし、[信頼区間の種類]>[時点別]を選択します。

図3.14 Fréchetのスケールで表示したノンパラメトリック推定値 

Fréchetのスケールで表示したノンパラメトリック推定値

Fréchetのスケール上では、ノンパラメトリック推定値がほぼ直線に近くなっています。このことから、「データはFréchet分布に従っている」と仮定するのは妥当でしょう。

4. 「スケール」列の[最小極値]を選択します。

ノンパラメトリック推定値が直線に沿わなくなります。つまり、最小極値分布は適切でないことがわかります。

図3.15 最小極値のスケールで表示したノンパラメトリック推定値 

最小極値のスケールで表示したノンパラメトリック推定値

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