この例では、3つ応答変数について、応答曲面の等値面を描きます。別の2つの応答が特定の値になる第3の応答値の集合を視覚的に眺めることがここでの目的です。等値面は、2次元上に描かれる等高線図を、3次元に拡張したものです。等値面を作成するには、独立変数が3つある計算式が必要です。解像度のスライダは、計算式をn × n × n個の点について評価するときのnの値を指定します。「従属変数」セクションにある「値」スライダは、等値面の値(等高線のレベル)を指定します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Tiretread.jmp」を開きます。
2. [グラフ]>[曲面プロット]を選択します。
3. [予測式 摩擦]・[予測式 引張応力]・[予測式 伸び]を選択し、[列]をクリックします。
4. [OK]をクリックします。
5. 表示形式の設定パネルで、[等値面]を選択します。
6. 「従属変数」レポートで、3つの変数すべての「曲面」メニューから[両面]を選択します。
図5.14 3変数の等値面
「Tiretread」のデータにおいて、現在、描かれている等値面が「摩擦」と「伸び」で最低限、満たしていてほしい閾値を表しているとします。「引張応力」のスライダを動かせば、「引張応力」のどの値が他の2つの等値面によって示される許容範囲内にあるかがわかります。