この例では、「一変量の分布」レポートに工程能力分析の結果を追加してみます。ピクルスの酸度を調べたいとしましょう。この例では、下限仕様限界は8、上限仕様限界は17とします。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Quality Control」フォルダ内の「Pickles.jmp」を開きます。
2. [分析]>[一変量の分布]を選択します。
3. 「酸度」を選択し、[Y, 列]をクリックします。
4. [OK]をクリックします。
5. 「酸度」の赤い三角ボタンをクリックし、[工程能力]を選択します。
6. 「LSL」(下側仕様限界)に「8」と入力します。
7. 「USL」(上側仕様限界)に「17」と入力します。
8. [OK]をクリックします。
図3.23 「工程能力分析」レポートの例
工程能力分析の結果がレポートに追加されます。工程能力分析を実行すると、「工程能力分析」レポートのヒストグラムに仕様限界線も表示されます。ヒストグラムを見ると、データの中には下限仕様限界を下回るものや、上限仕様限界に近いものがあるのが分かります。Ppkなどの数値結果(Ppk = 0.510)からも、現在の工程能力は、与えられた仕様限界に対して十分でないことがわかります。