公開日: 09/19/2023

計算式の一括設定の例

計算式を列に適用し、同じ計算式をデータテーブル内の他の列にも適用する場合は、[列参照の置換]オプションを使用します。

メモ: このオプションは、元の計算式が参照している列の位置に依存します。たとえば、元の計算式が1つ前の列を参照している場合、他の列にこの計算式を適用すると、適用後の計算式はそれぞれ1つ前の列を参照することになります。

たとえば「Blood Pressure.jmp」サンプルデータテーブルには、5人の被験者の血圧を3日間にわたり毎日3回計測した結果が記録されています。各血圧(BP)列の対数を表示してみましょう。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Blood Pressure.jmp」を開きます。

既存のBP列ごとに1つずつ、合計9個の列を新規作成します。

2. [列]>[列の新規作成]を選択します。

3. 列を9個追加します。

4. [OK]をクリックします。

次の手順で元の計算式を適用します。

5. 「列12 1」を右クリックして[計算式]を選びます。

6. 「BP 8M」を選びます。

7. [超越関数]>[Log]を選びます。

8. [OK]をクリックします。

「列12 1」「BP 8M」列の対数が表示されます。残りの空の列にも、残りの「BP」列の対数を計算させましょう。

9. データテーブルで、元の計算式が設定された列も含め、新規作成した列をすべて選択します(「列12 1」から「列12 9」)。

10. [列]>[列属性の一括設定]を選びます。

11. 「プロパティの一括設定」パネルで、「列プロパティ」をクリックし、[計算式]を選択します。

12. [列参照の置換]チェックボックスをオンにします。

13. 「BP 8M」を選択したままにします。

この列参照を後続の列の計算式で置換するためです。

14. [OK]をクリックします。

新しい列すべてに、対応する「BP」列の対数が、「BP」列と同じ表示順序で入力されました。つまり、「列12 1」には「BP 8M」の対数、「列12 2」には「BP 12M」の対数という順で入力されています。

詳細については、計算式のコピーと置換を参照してください。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).