この例では、3つの因子(「シリカ」・「シラン」・「硫黄」)と、4つの応答(「摩擦」・「引張応力」・「伸び」・「硬度」)の関係を調べます。このデータテーブルには、4つの応答変数の予測式が列に保存されています。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Tiretread.jmp」を開きます。
2. [グラフ]>[等高線プロファイル]を選択します。
3. 「予測式 摩擦」・「予測式 引張応力」・「予測式 伸び」・「予測式 硬度」を選択し、[Y, 予測式]をクリックします。
4. [OK]をクリックします。
5. 「等高線プロファイル」の赤い三角ボタンをクリックし、[複数の等高線プロファイル]を選択します。
6. 水平成分の下で「シリカ」、垂直成分の下で「硫黄」を選択します。
7. [OK]をクリックします。
どちらの等高線図も、横軸は「シリカ」です。縦軸がぞれぞれ、「シラン」と「硫黄」になっています。一方の等高線図では、「硫黄」の値が2.25に固定されています。もう一方の等高線図では、「シラン」の値が50に設定されています(Figure 4.2)。
8. 「硫黄」の「現在のX」のボックスをクリックし、「2」と入力します。ボックスの外をクリックすると、値が設定されます。
9. 「予測式 摩擦」の「下限」ボックスに、「100」と入力します。
10. 「予測式 摩擦」の「上限」ボックスに、「160」と入力します。
11. ボックスの外をクリックすると、プロットが更新されます。
図4.3 「Tiretread.jmp」の等高線プロファイル
「硫黄」の値を変更したため、1つ目の等高線図の等高線はFigure 4.2と異なります。これは、2つ目の等高線図の水平線が2の位置にあることからもわかります。「硫黄」のスライダバーを動かして値を変更し、1つ目の等高線図の等高線がどのように変化するかを観察してみましょう。また、「シラン」のスライダバーを動かして値を変更し、2つ目の等高線図の等高線がどのように変化するかを観察してみましょう。等高線プロット上で陰影が付いている領域は、「摩擦」の予測値が「下限」や「上限」の外側になっている領域です。