この例では、[データ単位]オプションを使用して、エンジンの温度の小さなシフトを検出しています。データテーブルには、エンジンのサーモスタットからの温度測定が記録されています。
メモ: この例では、[データ単位]オプションを使用して、CUSUM(累積和)管理図の例を再び分析します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Quality Control」フォルダにある「Engine Temperature Sensor.jmp」を開きます。
2. [分析]>[品質と工程]>[管理図]>[CUSUM(累積和)管理図]を選択します。
3. 「Y」を選択し、[Y]をクリックします。
4. [データ単位]の横にあるボックスを選択します。
5. [OK]をクリックします。
6. 「目標値」ボックスに「100」と入力します。
7. 「Sigma」ボックスに「10」と入力します。
開始値以下のオプションはHおよびKで、hおよびkではありません。これらのパラメータは、標準偏差の単位ではなく、データ列の単位で指定されるようになりました。
図10.6 「CUSUM(累積和)管理図」レポート
σ(標準偏差)を単位とした例のように、CUSUM管理図の縦の線は、サンプル26付近で温度測定値のシフトが始まっています。