この例では、「一元配置」プラットフォームにおけるt検定で、全てのペアの平均差を検定します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Big Class.jmp」を開きます。
2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。
3. 「体重(ポンド)」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
4. 「年齢」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
6. 「一元配置分析」の赤い三角ボタンをクリックし、[平均の比較]>[各ペア,Studentのt検定]を選択します。
図6.13 [各ペア,Studentのt検定]の比較円の例
この平均の比較方法は、Fisherの最小有意差(LSD)法を用いて個々の平均ペア間で差を評価します。この方法では過誤率が守られず、多重比較の調整が行われないため、グループの数が多い場合は他の比較方法を使用してください。
図6.14 「Studentのt検定を使ったペアごとの比較」レポートの例
Figure 6.14の先頭に表示されている行列は、観測された平均の差の絶対値から、LSD(最小有意差; 検定が有意となる差)を引いたものです。値が正の場合、観測された平均の差がLSDよりも大きいことを意味していますので、2つの平均には統計的に有意な差があると結論できます。