公開日: 09/19/2023

[各ペア,Studentのt検定]の例

この例では、「一元配置」プラットフォームにおけるt検定で、全てのペアの平均差を検定します。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Big Class.jmp」を開きます。

2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。

3. 「体重(ポンド)」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。

4. 「年齢」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。

5. [OK]をクリックします。

6. 「一元配置分析」の赤い三角ボタンをクリックし、[平均の比較]>[各ペア,Studentのt検定]を選択します。

図6.13 [各ペア,Studentのt検定]の比較円の例 

[各ペア,Studentのt検定]の比較円の例

この平均の比較方法は、Fisherの最小有意差(LSD)法を用いて個々の平均ペア間で差を評価します。この方法では過誤率が守られず、多重比較の調整が行われないため、グループの数が多い場合は他の比較方法を使用してください。

図6.14 「Studentのt検定を使ったペアごとの比較」レポートの例 

「Studentのt検定を使ったペアごとの比較」レポートの例

Figure 6.14の先頭に表示されている行列は、観測された平均の差の絶対値から、LSD(最小有意差; 検定が有意となる差)を引いたものです。値が正の場合、観測された平均の差がLSDよりも大きいことを意味していますので、2つの平均には統計的に有意な差があると結論できます。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).