この例では、コンピュータプログラムの実行時間にパラメトリック回帰モデルをあてはめます。実行時間の「生存時間のあてはめ(パラメトリック)」レポートデータは対数正規分布で、データテーブルの別の変数の値に依存します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Reliability」フォルダにある「Comptime.jmp」を開きます。
2. [分析]>[信頼性/生存時間分析]>[生存時間(パラメトリック)のあてはめ]を選択します。
3. 「実行時間」を選択し、[イベントまでの時間]をクリックします。
4. 「ロード」を選択し、[追加]をクリックします。
5. 「分布」を[Weibull]から[対数正規]に変更します。
6. [実行]をクリックします。
図15.2 「Comptime」のレポート
効果が1つしかないときのプロットには、3つの生存率に対応する生存時間の分位点が、効果の関数として表示されます。
システムのロードが5で、ジョブが90%完了したときの時間分位点を求めてみましょう。この計算の詳細については、Meeker and Escobar(1998, p. 438)を参照してください。
7. 「生存時間のあてはめ(パラメトリック)」の赤い三角ボタンをクリックし、[分位点の推定]を選択します。
8. 「ロード」の下の最初の行に5を入力します。
9. 「p」の下の最初の行に0.9を入力します。
10. [実行]をクリックします。
図15.3 時間分位点の推定値
システムのロードが5の場合、実行時間571秒でジョブの90%が完了すると推定されます。