「分割表」プラットフォームを使って調査対象者における性別ごとの既婚の割合を調べてみましょう。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Car Poll.jmp」を開きます。
2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。
3. 「既婚/未婚」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
4. 「性別」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
6. 「分割表に対する分析」の赤い三角ボタンをクリックして[相対リスク]を選択します。
「相対リスクカテゴリの選択」ウィンドウが表示されます。
図7.12 「相対リスクカテゴリの選択」ウィンドウ
「相対リスクカテゴリの選択」ウィンドウについて、次の点を確認してください。
• 1対の応答と因子についてのみ相対リスクを計算するには、このダイアログボックスで対象の変数を指定します。たとえば、Figure 7.12のウィンドウで[OK]をクリックすると、次のように計算されます。
• 応答と因子のすべての組み合わせ(2 × 2 = 4)について相対リスクを計算するには、[すべての組み合わせを計算]チェックボックスをオンにします(Figure 7.13)。
7. [すべての組み合わせを計算]チェックボックスをオンにして、すべての組み合わせについて計算を行います。他のすべての設定はデフォルト値のままにしておきます。
図7.13 「相対リスク」レポートの例
相対リスクは次のように計算します。
1. 「相対リスク」レポートの最初の項目(P(既婚|女性)/P(既婚|男性))を例にして説明します。
2. P(既婚|女性)およびP(既婚|男性)といった確率は、分割表に表示されています。これらの確率は、分割表では、女性および男性の各行における、既婚の「行%」に相当します。
P(既婚|女性) = 0.6884
P(既婚|男性) = 0.6121
これらの値をもとに、相対リスクは次式で計算されます。
P(既婚|女性)/P(既婚|男性) = = 1.1247