公開日: 09/19/2023

「応答のスクリーニング」手法の例

この例では、「モデルのあてはめ」の[応答のスクリーニング]手法を使用して、線形モデルの効果に対する検定を、複数の応答変数に対して一度に行います。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Drosophila Aging.jmp」を開きます。

2. [分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。

3. 連続尺度の列をすべて選択して、[Y]をクリックします。

4. 「チャネル」を選択し、[追加]をクリックします。

5. 「遺伝子型」「性別」「週齢」を選択し、[マクロ]>[完全実施要因]をクリックします。

6. 「手法」のリストから[応答のスクリーニング]を選択します。

7. [実行]をクリックします。

8. 「応答スクリーニングのあてはめ」の赤い三角ボタンをクリックし、[「効果の検定」の保存]を選択します。

9. 「効果の検定」データテーブルで「FDR 対数価値 By 効果の大きさ」スクリプトを実行します。

10. [行]>[データフィルタ]を選択します。

11. 「データフィルタ」ウィンドウで、「効果」を選択し、ここに画像を表示をクリックします。

12. 「データフィルタ」で各モデル効果を順番にクリックしながら、「X: 効果の大きさ, Y: FDR 対数価値」プロットで選択した点を確認します。

図24.16 「X: 効果の大きさ, Y: FDR 対数価値」プロット(「遺伝子型*週齢」の検定を選択) 

「X: 効果の大きさ, Y: FDR 対数価値」プロット(「遺伝子型*週齢」の検定を選択)

対数価値の値が2を上回る点は、1%の有意水準で有意となります。データフィルタの適用により、「性別」「チャネル」を除けば、他のモデル効果が1%の有意水準で有意となることは稀であることがわかります。図では「遺伝子型*週齢」交互作用項の検定の点が選択されています。いずれの点も、1%有意水準で有意となっていません。

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