次表は、旧機能の管理図の標本(サブグループ)の除外や非表示が処理に与える影響をまとめたものです。
管理図を作成する前に標本の行をすべて除外した |
標本は管理限界の計算には含まれないが、グラフには表示される。 |
管理図を作成した後で標本を除外した |
標本は管理限界の計算に含まれ、グラフにも表示される。グラフを開いたまま標本を除外しても、分析結果には何の影響も及びません。 |
管理図を作成する前に標本が非表示になっていた |
標本は管理限界の計算には含まれるが、グラフには表示されない。 |
管理図を作成した後で標本を非表示にした |
標本は管理限界の計算には含まれるが、グラフには表示されない。標本を示すマーカーがグラフから消えますが、標本ラベルは軸上に表示されたままで、管理限界も変化しません。 |
管理図を作成する前に標本の行をすべて除外し、かつ非表示にした |
標本は管理限界の計算には含まれず、グラフにも表示されない。 |
管理図を作成した後で標本の行をすべて除外し、かつ非表示にした |
標本は管理限界の計算には含まれるが、グラフには表示されない。標本を示すマーカーがグラフから消えますが、標本ラベルは軸上に表示されたままで、管理限界も変化しません。 |
管理図を作成する前に標本がデータから削除された |
標本は管理限界の計算に含まれず、標本の値は軸に表示されず、標本を示すマーカーもグラフに表示されない。 |
管理図を作成した後に標本がデータから削除された |
標本は管理限界の計算には含まれず、グラフにも表示されない。標本を示すマーカーがグラフから消え、標本ラベルが軸上から削除され、グラフも管理限界も変化します。 |
追記:
• [非表示かつ除外]の属性は、標本内における先頭のデータ行のものだけがチェックされます。たとえば、標本内における2行目が非表示になっていても、第1行目が表示されていれば、標本は管理図上に表示されます。
メモ: 予め集計管理図では、除外されていた行は、標本内での位置にかかわらず、計算から除外されます。
• 除外および非表示のルールの例外: 非表示の行と除外された行は、どちらも特殊原因のテストには含まれます。除外された行には特殊原因の番号が表示される場合がありますが、非表示の行には番号は表示されません。非表示の行の点は、特殊原因のテストで検出された場合も管理図には表示されません。
• このような特別なルール(Table 14.2)で除外と非表示が取り扱われているため、管理図は自動再計算の機能に対応していません。