rxc表に対するFisherの正確検定は、2変数間の関連を検定します。rxc表において、rは行に割り当てられている変数の水準数、cは列に割り当てられている変数の水準数です。Fisherの正確検定は、行和および列和を固定して、超幾何分布を用いてp値を求めます。
この検定は、大標本近似ではなく、行和と列和を固定したもとで求められる条件付き正確検定です。標本サイズが小さい場合や、度数が0のセルがある場合など、尤度比検定やPearson検定では妥当な結果が得られないときに適しています。
「Fisherの正確検定」レポートには、次のような情報が表示されます。
表の確率(P)
現在、観測されている表が生じる確率。検定のp値ではありません。
両側p値 (表の生起確率 £ p)
両側検定の有意確率(p値)。
2 × 2分割表に対しては、1つの行または1つの列のすべてが0ではない限り(この場合、検定を実行できません)、Fisherの正確検定が自動的に実行されます。「検定」レポートを参照してください。