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公開日: 09/19/2023

JMPの一般環境設定

[一般]の環境設定の多くは、起動時の状態をカスタマイズするものです。他にも、ファイル処理や、作業環境の全般に関する設定があります。

図14.1 [一般]の環境設定 

[一般]の環境設定

表14.1 [一般]の環境設定

環境設定

説明

起動時にヒントを表示

起動時に「使い方ヒント」ウィンドウを表示する場合は、このチェックボックスをオンにします。このオプションはデフォルトでオンになっています。

起動時にスプラッシュウィンドウを表示する

起動時にスプラッシュウィンドウを表示する場合は、このチェックボックスをオンにします。このオプションはデフォルトでオンになっています。

起動時にログウィンドウを表示する

(Windowsのみ)JMPの起動時にログを開く場合は、このチェックボックスをオンにします。

起動時にJMPスターターウィンドウを表示する

(macOSのみ)JMPの起動時に「JMPスターター」ウィンドウを表示する場合は、このチェックボックスをオンにします。このオプションはデフォルトでオンになっています。

開始時のJMPウィンドウ

(Windowsのみ)起動時にデフォルトで表示するウィンドウをリストから選択します。JMPの起動時に、ここで選択したウィンドウが表示されます。ホームウィンドウがデフォルトのウィンドウです。

ホームウィンドウ

(macOSのみ)JMPの起動時に「JMPホーム」ウィンドウを表示する場合は、このチェックボックスをオンにします。このオプションはデフォルトでオンになっています。

最後のウィンドウを閉じたときに、開始時のJMPウィンドウを再度開く

(Windowsのみ)最後のJMPウィンドウを閉じたときに、「開始時のJMPウィンドウ」で設定したウィンドウを開く場合は、このチェックボックスをオンにします。チェックボックスをオフにすると、最後のJMPウィンドウを閉じたときに、JMPも終了します。このオプションはデフォルトでオンになっています。

メニューのヒントを表示

(Windowsのみ)メインメニューや赤三角ボタンメニューのオプションにヒントを表示するには、このオプションを選びます。このオプションはデフォルトでオンになっています。

JSLの警告とエラーを
ダイアログで表示

ログだけでなく、新しいウィンドウにもスクリプトエラーを表示します。このオプションはデフォルトでオンになっています。

JMP 12でJSLの互換性に関する変更がある場合、ログに警告を表示

JSLの互換性に関する警告をログに表示するには、このオプションを選びます。このオプションはデフォルトでオンになっています。

JSLで引用符なしの
ストリングを許可する

このオプションを選ぶと、プラットフォームメッセージの文字列の値に引用符がついていない場合に、ログに警告が表示されます。引用符のついた文字列は、文字列定数に優先します。

許可する(警告なし)

引用符なしの文字列を許可し、ログに警告を表示しません。このオプションは、デフォルトでオンになっています。

許可する(警告あり)

引用符なしの文字列を許可し、ログに警告を表示します。

許可しない

引用符なしの文字列を無視し、ログに警告を表示しません。

ジャーナルをGZ圧縮
形式で保存

JMPジャーナルを圧縮形式で保存し、ディスク領域を節約する場合は、このチェックボックスをオンにします。このオプションは、デフォルトではオフになっています。

データテーブルの列を
GZ形式で圧縮して保存

データテーブルをGZ圧縮形式で保存する場合は、このチェックボックスをオンにします。JMP 10ではこの圧縮ファイルを読み取れますが、保存はできません。このオプションは、デフォルトではオフになっています。

データテーブル列の展開の並列処理

列の展開を並列処理するための設定を変更する場合は、このオプションを選択します。このオプションの選択を解除すると、非常に大きなテーブルがロードされるようになる可能性があります。このオプションはデフォルトでオンになっています。

16ビットのリスト
チェックの圧縮を許可

含まれている一意の値の数が65,535個以下の列を圧縮します。列には「リストチェック」プロパティが追加されます。このオプションは、デフォルトではオフになっています。

英語でスクリプトを保存

英語モード以外のJMPでは、英語でも、ローカル言語でも、スクリプトを保存できます。ユーザが指定した文字列(列名やテキストなど)は、英語に変換されませんが、コマンド(DistributionSet Valueなど)は、英語モードのJMPでも実行できるよう、英語で保存することもできます。なお、英語モードのJMPでも、適切なフォントを使えば、日本語などのローマ字以外の文字も正しく表示できます。

このオプションは、デフォルトでオンになっています。チェックボックスをオフにすると、スクリプトはローカル言語で保存されます。この場合、スクリプトが正常に実行できるのは、スクリプトの言語と同じ言語モードでJMPが動作している場合に限定されます。

JSL保存時に列グループのグループ名を使用

プラットフォームから保存するJSLスクリプトで列グループ名を指定するには、このオプションを選択します。デフォルトでは、列グループ名ではなく、列名がスクリプトに含まれます。

英語で索引を表示

索引ヘルプにおける項目の表示言語を、英語とロケール言語で切り替えます。このオプションは、デフォルトでオンになっています。オフにすると、次の項目がロケール言語で表示されます。

オブジェクトのメッセージ名。

ディスプレイボックスのメッセージ名。

JSL関数のカテゴリ名。

メモ: 各項目の説明には、常に、現在のロケール言語が使われます。また、プログラム例は、常に英語です。

無効なディスプレイ
ボックスメッセージを
報告

ディスプレイボックスに対して無効なメッセージが使われた場合、その旨をログに出力します。このオプションはデフォルトでオンになっています。

このオプションは、スクリプトの開発中は役立ちますが、実際に使用するにあたっては、無効なメッセージが使われたかどうかは不要な情報であることが多いです。

「最近使ったファイル」
リストにスクリプトが開いたファイルを追加する

(Windowsのみ)このオプションを選ぶと、「ホームウィンドウ」の「最近使ったファイル」と[ファイル]>[最近使ったファイル]で開くリストに、JSLのOpen()関数によって開かれたファイルが含まれます。このオプションはデフォルトでオンになっています。

高度な線形代数ルーチンを有効にする

このオプションを選択すると、さまざまなJMPプラットフォームやJSL関数で、線形代数計算にBLAS(Basic Linear Algebra Subprograms)および LAPACK(Linear Algebra Package)ルーチンを使用できるようになります。この設定が有効になっていない場合、線形代数計算は遅くなりますが、マシンごとに再現性が高くなります。BLASルーチンとLAPACKルーチンは、WindowsではOpenBlasを、macOSではAccelerateを使用して実装されています。

自動保存の間隔(分)

開いているデータテーブル、ジャーナル、レポート、プロジェクト、およびスクリプト(ただし、無題のファイルは除く)の内容を指定の間隔で自動的に保存します。デフォルト設定は0分で、自動保存が行われません。

自動保存するデータ
テーブルの最大行数

行数が指定された値を超えていない場合に、データテーブルを自動保存します。デフォルト設定は10,000です。

自動保存するデータ
テーブルの最大列数

列数が指定された値を超えていない場合に、データテーブルを自動保存します。デフォルト設定は1,000です。

終了時にセッションを
保存

このチェックボックスをオンにすると、JMPを終了する時点でのJMPウィンドウの状態が記憶されます。JMPの次回起動時には、開いていたファイルやウィンドウも含め、記憶した状態が復元されます。デフォルト設定は[確認]です。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).