公開日: 09/19/2023

SASデータセットの読み込み

SASデータセットの保存形式には数多くのものがあります。

Windowsでサポートされている形式は、.sas7bdat.sas7bxatです。

macOSは、.sas7bdatファイルの読み取りと書き込みに対応しています。

WindowsとmacOSは、.xptファイルの読み取りと書き込みに対応しています。

JMPでデータセットを開くと、データテーブルとして開きます。テーブルの列名にはSAS変数名がデフォルトで使われます。Windowsでデータセット内の変数ラベルを使用するには、ファイルを開くときにオプションを選択します(下のstep 5を参照)。

sas7bdatファイルでサポートされているISO日付形式は、B8601DA、B8601DN、B8601DT、B8601DZ、B8601LZ、B8601TM、B8601TZ、E8601DA、E8601DN、E8601DT、E8601DZ、E8601LZ、E8601TM、E8601TZ、IS8601DAです。日付形式がサポートされていない場合、そのデータは指数を使用した表記形式で読み込まれます。

.xpt ファイルでサポートされている日付形式は、BEST、DATE、DATETIME、DAY、MMDDYY、DOWNAME、HHMM、HOUR、TIME、YYMMDD、DDMMYY、MMSS、DTDATE、IS8601DA、E8601DA、PERCENT、およびDOLLARです。

JMPからSASデータセットを開くには:

1. [ファイル]>[開く]を選択します。

2. (Windowsのみ)「ファイル名」の横のリストから[SASデータセット]を選択します(Figure 3.50を参照)。

メモ: SASデータセットに変更が加えられた後もSAS変数名とフォーマットは維持され、保存することができます。詳細については、JMPデータをSASデータセットとして保存を参照してください。

3. ファイルを選択します。

図3.50 SASデータセットを開く 

SASデータセットを開く

メモ: 読み込む列を選択するには、[開く]ボタンの矢印をクリックし、[列の選択]を選択します。

4. (オプション)次のいずれかのオプションを選択します。

SAS変数ラベル

(変数名の代わりに)SAS変数ラベルをJMPデータテーブルの列名として使用します。

SAS変数名

(ラベルの代わりに)SAS変数名をJMPデータテーブルの列名として使用します。

5. (オプション、Windows)次のいずれかのオプションを選択します。

テーブルと列のプロパティをSAS 9.4拡張属性から適用

SASサーバーが拡張属性(SAS 9.4)をサポートしている場合は、JMPメタデータを保存する際に拡張属性を含めます。ここでの設定は、[SASインテグレーション]の環境設定の「SAS 9.4拡張属性」で指定した設定よりも優先されます。

次にこのウィンドウが表示された時、このフィルタを選択

デフォルトのファイル形式を、「ファイル名」リストの横で選択したオプションに設定します。このオプションを選択すると、次にこのウィンドウを開いたときに[SASデータセット]がデフォルトのファイル形式になります。

6. (オプション)SAS移送ファイル(.xpt)の場合は、次のオプションを適宜選びます。

メンバーの選択

JMPで開く特定のメンバーやテーブルの名前を入力できます。macOSの場合では、[メンバーテーブル]>[指定]を選択して名前を入力します。

すべてのメンバーを開く

移送ファイル内のすべてのメンバーまたはテーブルを開きます。macOSでは、[メンバーテーブル]>[すべて]を選択します。

すべてのメンバーを保存

ファイルを開いたらすぐにJMPファイルとして保存します。ファイルは、SAS移送ファイルと同じディレクトリに保存されます。macOSでは、このオプションは[すべてを保存]です。

列の選択

移送ファイルから特定の列だけを開きます。表示されるリストから、読み込む列を選択します。macOSの場合では、このオプションは[開く前に列を選択]です。

7. [開く]をクリックします。

メモ: SASファイルから日付変数を読み込む場合、JMPはSASの日付フォーマットを識別し、JMPの日付値の列に変換します。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).