「CUSUM(累積和)管理図」プラットフォームを起動するには、[分析]>[品質と工程]>[管理図]>[CUSUM(累積和)管理図]を選択します。
図10.4 「CUSUM(累積和)管理図」起動ウィンドウ
「列の選択」の赤い三角ボタンのメニューのオプションについては、『JMPの使用法』の列フィルタメニューを参照してください。
「CUSUM(累積和)管理図」プラットフォーム起動ウィンドウには、以下のオプションがあります。
Y
管理図に表示する工程変数を指定します。
メモ: データテーブルの行は、観測値が収集された順序で並べておく必要があります。
X
サブグループ変数を指定します。CUSUM管理図の横軸には、サブグループ変数のラベルが表示されます。この列の値に重複がある場合、個々の測定値ではなくて、各X値ごとの平均がプロットされます。
By
By変数の水準ごとに個別のレポートが作成されます。複数のBy変数を割り当てた場合、それらのBy変数の水準の組み合わせごとに個別のレポートが作成されます。
除外されている領域を表示
(X変数が指定されている場合にのみ選択可能。)完全に除外されているサブグループをCUSUM管理図の横軸に表示します。
データ単位
このオプションをオンにすると、標準偏差単位ではなく、データ単位が使用されます。デフォルトでは、管理図とパラメータは標準偏差単位で表示されています。起動ウィンドウで[データ単位]オプションを選択すると、元データの単位に基づいて管理図が描かれ、パラメータが計算されます。
標準偏差を単位とする場合、hおよびkパラメータの値は、工程の標準偏差には依存しません。これには利点があります。