公開日: 09/19/2023

モデル

「計画の評価」レポートの「モデル」セクションの内容は、データテーブルに「モデル」スクリプトまたは「モデルのあてはめ」スクリプトが含まれているかどうかで異なります。

スクリプトがある場合、「モデル」セクションにはスクリプトで指定されている推定可能な効果が含まれます。効果は、スクリプトで指定されている順序どおりにモデルに追加されます。モデルのスクリプトに推定可能な数を超える効果が含まれている場合、推定不可能な効果は評価対象のモデルに含まれません。

スクリプトがない場合、「モデル」セクションには主効果のみが含まれます。

Figure 16.13は、「Design Experiment」フォルダの「Bounce Data.jmp」データテーブルの「モデル」セクションです。データテーブルの「モデル」スクリプトには、「シリカ」「シラン」「硫黄」の3因子の応答曲面効果が含まれています。そのため、「モデル」セクションには、それら3因子の主効果・2次交互作用・2乗効果が指定されます。

図16.13 「Bounce Data.jmp」の「モデル」セクション 

「Bounce Data.jmp」の「モデル」セクション

「モデル」セクションでは、次のボタンを使って効果を追加することができます。

主効果

モデルにある全因子の主効果を追加します。

交互作用

交互作用効果を追加します。「因子」セクションで因子を選択していない場合は、[2次]・[3次]・[4次]・[5次]を選択すると、その次数までの交互作用すべてが追加されます。特定の因子についてある次数までの交互作用を追加するには、「因子」セクションで因子名を選択し、交互作用を選択し、指定したい次数を選択します。なお、非配合因子と配合因子の間の交互作用、ブロック因子や定数因子との間の交互作用は追加されません。

RSM

連続尺度の因子に対し、応答曲面モデルの項(2次までの交互作用と2乗項)を追加します。応答曲面モデル(RSM; Response Surface Model)の項にはカテゴリカル因子は含まれません。また、非配合因子の主効果のうち、すべての配合因子と交互作用があるものは、モデルから削除されます。

交差

特定の交互作用項を追加します。「因子」セクションで因子名、「モデル」セクションで効果名を選択します。[交差]をクリックすると、「モデル」セクションにそれらの交差項が追加されます。

べき乗

べき乗の項を追加します。「因子」セクションで因子を選択していない場合は、連続尺度の因子すべてに対してべき乗項が追加されます。「因子」セクションで因子を選択してある場合は、選択されている因子に対してのみ、べき乗項が追加されます。[2 次]・[3 次]・[4 次]・[5 次]の中から追加する項の次数を選択してください。

Scheffeの3次多項式

すべての配合因子に対してSchefféの3次多項式を追加します。これらの項は、3次多項式の配合モデルを作成する際に使用します。

項目の削除

選択されている効果を削除します。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).