「選択モデル計画」の「モデル」セクションでは、仮定するモデルや属性水準に関する事前情報を指定します。仮定するモデルには、推定したいすべての効果を含めてください。モデルの設定を参照してください。属性の水準に関する事前情報を指定することで、適切な計画が作成できます。事前分布の設定を参照してください。
「モデルの設定」セクションに、仮定されるモデルを指定します。主効果は、すべてデフォルトで含まれます。[交互作用]ボタンをクリックすると、2因子間交互作用がすべて追加されます。
図19.16 モデルの設定
計画のデータテーブルを作成すると、そのデータテーブルに「選択モデル」スクリプトが保存されます。この「選択モデル」スクリプトを実行すると、「モデルの設定」セクションで指定したモデルを使って「選択モデル」プラットフォームが起動します。
「モデルの設定」セクションには、次のようなボタンがあります。
主効果
モデルにある全属性の主効果を追加します。
交互作用
すべての2因子間交互作用を追加します。含めたくない交互作用がある場合は、その交互作用を選択して、[項目の削除]をクリックしてください。
項目の削除
選択されている効果を削除します。
モデルのパラメータに対する事前分布(多変量正規分布)を指定します。「事前平均」セクションに事前平均を、「事前分散行列」セクションに共分散行列を入力します。
図19.17 事前分布の設定
事前分布の設定を反映させないようにするには、以下のいずれかのオプションを使用します。
事前分布の指定をすべて無視。効用中立な計画を生成。
事前平均を0に設定して、局所的なD-最適計画を生成します。この計画は、効用中立な計画と呼ばれます。Huber and Zwerina(1996)を参照してください。
事前分散の指定を無視。事前平均に局所的である計画を生成。
局所的なD-最適計画を生成します。この局所的な計画では、共分散行列を無視して、事前平均のみを考慮します。Huber and Zwerina(1996)を参照してください。