「破壊劣化」プラットフォームのレポートの各モデルのセクションには赤い三角ボタンのメニューがあり、以下のオプションが含まれています。
削除
モデルのアウトラインをレポートから削除し、「モデルリスト」からモデルを削除します。
各モデルのアウトラインには、次のレポートが含まれます。
計算式
位置パラメータに対するモデル式を表示します。
推定値
パラメータ推定値とその標準誤差を表示します。また、各パラメータに対するWald法による95%信頼区間も表示します。
メモ: 基準温度(X0)を指定した場合、その値が「推定値」レポートの一番上にも表示されます。
劣化プロファイル・交差時間分布プロファイル・交差時間分位点プロファイル
プロファイルの詳細については、プロファイルを参照してください。
残差プロット
残差プロットの詳細については、残差プロットを参照してください。
図9.15 各モデルに対するレポート
各モデルのレポートには3つのプロファイルが表示されます。
「劣化プロファイル」は、該当するモデルの「劣化データ分析」プロットをプロファイルとして描いたものです。Y軸は、劣化に関する応答変数(Y変数)になっています。劣化プロファイルは、「時間」に対するプロットと、(説明変数Xが指定されている場合には)説明変数Xに対するプロットから構成されています。劣化プロファイルには、Yの分布における中央値が実線の曲線で描かれます。また、Yの分布における2.5%点と97.5%点が点線で描かれます。
「交差時間分布プロファイル」は、劣化に関する測定値が、ある時点で一定の閾値を超える確率を描いています。
このプロファイルは、時間・X変数(オプション)・Y変数に対して、累積分布関数を描きます。このプロファイルには、Wald法による信頼区間も描かれます。
「交差時間分位点プロファイル」を見ると、どの時点で特定の割合の測定値が閾値を超えるかがわかります。
このプロファイルは、X変数(オプション)・確率(分位点の累積確率)・Y変数に対して、時間をプロットします。このプロファイルには、Wald法による信頼区間も描かれます。
モデルレポートには、4つの残差プロットが表示されます。これらのプロットを使用して、あてはめたモデルの妥当性を検証できます。標準化した残差の詳細については、破壊劣化モデルの統計的詳細を参照してください。
点が対角線から大きく逸れている場合は、モデルの仮定が満たされていない可能性があります。「Cox-Snell残差P-Pプロット」の赤い三角ボタンのメニューには[残差の保存]というオプションがあり、これを使用して残差データをデータテーブルに保存することもできます。Cox-Snell残差の詳細は、Meeker and Escobar(1998, sec. 17.6.1)を参照してください。
点が対角線から大きく逸れている場合は、モデルの仮定が満たされていない可能性があります。「標準化残差の確率プロット」の赤い三角ボタンのメニューには[残差の保存]というオプションがあり、これを使用して残差データをデータテーブルに保存できます。
「時間と標準化残差」プロットを使用して、時間の経過に伴うばらつきの変化を調べることができます。「時間と標準化残差」の赤い三角ボタンのメニューには[残差の保存]というオプションがあり、これを使用して残差データをデータテーブルに保存できます。
「予測値と標準化残差」プロットを使用して、予測値によってばらつきが変化しているかどうかを調べることができます。「予測値と標準化残差」の赤い三角ボタンのメニューには[残差の保存]というオプションがあり、これを使用して残差データをデータテーブルに保存できます。