Abs(n)
説明
nの絶対値を計算する。
戻り値
nの絶対値
引数
n
任意の数値。
Ceiling(n)
説明
nが整数でない場合、nを整数に切り上げた値を戻す。
戻り値
n以上の整数のうち最小のもの
引数
n
任意の数値。
Derivative(expr, {name, ...}, ...)
説明
nameに対するexpr式の導関数を計算する。
戻り値
導関数
引数
expr
任意の式。この引数は、Name Expr、Expr、Evalなどの関数を用いて、間接的に指定してもかまいません。
name
1つの変数または変数のリスト。
メモ
追加の変数をリスト内に指定すると(Derivative(expr, {name}, {name2}))、第2次導関数も求められます。
Floor(n)
説明
nが整数でない場合、nを整数に切り捨てた値を戻す。
戻り値
n以下の整数のうち最大のもの
引数
n
任意の数値。
例
Floor( 2.7 );
2
Floor( –.5 );
-1
Integrate(expr, varname, lowLimit, upLimit, <<Tolerance(1e-10), <<StoreInfo({list }), <<StartingValue(val))
説明
Gander and Gautschi (2000)の数値積分によって、1次元の積分を行います。
引数
expr 被積分関数の式。
varname 積分変数の名前。この変数に値が含まれる場合は、積分の精度を高めるための基準値(初期値)として使用されます。
lowLimit 積分の下限。負の無限大を指定するには、欠測値を指定する。
upLimit 積分の上限。正の無限大を指定するには、欠測値を指定する。
StoreInfo StoreInfo() の引数に数値計算を診断した情報が保存される。
StartingValue 積分の精度を高めるための基準値(初期値)。
Invert Expr(expr, name)
説明
名前(name)に関して、式(expr)の逆関数を求めることを試みる。
Mod()
Modulo(number, divisor)を参照してください。
Modulo(number, divisor)
Mod(number, divisor)
説明
数(number)を除数(divisor)で割った余りを戻す。
例
Modulo( 6, 5 );
1
Normal Integrate(muVector, sigmaMatrix, expr, x, nStrata, nSim)
説明
多変量の正規分布に従う変数の滑らかな関数を動径-球法で積分した結果を戻す。
引数
muVector
ベクトル。
sigmaMatrix
行列。
expr
変数xで表される式。
x
式exprに使用される変数。
nStrata
層の数。
nSim
シミュレーションの回数。
Num Deriv(f(x,...), <parnum=1>)
説明
関数f( x,... )を数値微分により偏微分した結果を戻す。Num Deriv関数の第2引数に、偏微分する引数を指定する。第2引数を指定しなかった場合、関数の最初の引数に対する偏微分が求められる。偏微分はf( x,... )の引数に指定されている数値の箇所で評価される。
メモ
関数Num Deriv()の結果は、以下の例のように、間違っているように見えることがあります。
x = 3;
n = Num Deriv( 3 * x ^ 2 );
// 9.00000000001455
この使用法は正しくありません。この関数は、「非線形回帰」プラットフォームで、解析的な微分が求められない関数を数値微分するために開発されました。この関数の正しい使い方は以下のとおりです。
x = 3;
f = Function( {x}, 3 * x ^ 2 );
n = Num Deriv( f( x ), 1 );
// 18.000029999854
Num Deriv2(f(x,...))
説明
関数f( x,... )をxに関して数値微分により2次微分した結果を戻す。偏微分はf( x,... )の引数に指定されている数値の箇所で評価される。
Round(n, places)
説明
nを四捨五入して、桁数(places)で指定された小数点以下の桁数に丸める。
Simplify Expr(expr(expression))
Simplify Expr(nameExpr(global))
説明
式を代数的に簡素化する。