「反復測定劣化」プラットフォームにある「Bayes推定」レポートの「事後推定値」セクションには、「母集団のパラメータ」（Population Parameter）「ユニットのパラメータ」（Unit Parameter）の表が含まれています。「母集団のパラメータ」とは、劣化経路モデルにおけるパラメータを決めているハイパーパラメータを指します。「ユニットのパラメータ」とは、劣化経路モデルパラメータの実現値を指します。これらの表は、MCMC法によって生成された事後分布の標本を要約したものです。「母集団のパラメータ」表の右側にあるオプションを使って、事後分布の標本をデータテーブルに保存することができます。データの書き出しオプションの詳細については、「Bayes推定」レポートのオプションを参照してください。
ヒント: 「母集団のパラメータ」表の右にあるオプションで作成された事後分布データテーブルには、事後分布の収束の診断に使えるテーブルスクリプトがあります。収束診断では、定常性、低～中程度の自己相関、散布図に奇妙なパターンがないことの3つの点を評価することが重要です。一般に、ランダムまたは楕円形の点の集合以外の形状は、収束していない可能性があることを示します。
「事後推定値」の赤い三角ボタンのメニューには、「事後推定値」セクションの両方のテーブルで信用区間に使用される信用水準を変更するオプションがあります。