「信頼性ブロック図」プラットフォームでは、システムの信頼性を解釈するのに役立つさまざまなプロファイルが用意されています。「デザイン」パネルと「ライブラリ」パネルに一覧表示されているダイヤグラムごとに、プロファイルを表示できます。ここでは、それらのプロファイルについて説明します。なお、プロファイルは、「プロファイル」パネルに表示されます。
各プロファイルにある赤い三角ボタンをクリックすると、次のようなコマンドを含むメニューが開きます。
因子グリッドのリセット
因子グリッドを変更するためのウィンドウを表示します。因子グリッドの設定の詳細については、『プロファイル機能』の因子グリッドのリセットを参照してください。
因子設定
プロファイルの設定やリンクを行うには、このオプションを選択します。因子設定の詳細については、『プロファイル機能』の因子設定を参照してください。
メモ: プロファイルにおいて目的の部分が見えにくい場合は、X軸とY軸を調整してください。
分布プロファイルは、システムにおける故障確率を時間の関数として描いたものです。分布プロファイルはデフォルトで表示されます。
図12.18 分布
余寿命分布プロファイルは、「生存時間」に指定した時間が経過した後まで生存していた(稼働していた)という条件のもとで、その後にシステムが故障する確率を描いたものです。デフォルトでは、「生存時間」は0に設定されており、余寿命分布関数は分布関数と同じです。
「生存時間」に値を入力して、システムが故障せずに経過した時間を指定してください。数値を入力する代わりに、原点にある小さな長方形を右方向にドラッグすることにより、「生存時間」をマウス操作で変更することもできます。
図12.19 余寿命分布
信頼性プロファイルは、特定の時間までシステムが機能している確率を描いたものです。この信頼性関数は「生存関数」とも呼ばれます。
分位点プロファイルは、故障時間を故障確率の関数として描いたものです。分位点関数は分布関数の逆関数です。
密度プロファイルは、システムの故障に関する確率密度関数を描いたものです。
ハザードプロファイルは、ある特定の時点における瞬間故障率(ハザード)を描いたものです。
累積ハザードプロファイルは、累積ハザードを時間の関数として描いたものです。
図12.20 累積ハザード