As Table(matrix, <matrix 2, ...>, < <<invisible >, < <<private >,
< <<Column Names({list }) >)
説明
行列matrixから新しいデータテーブルを作成する。
戻り値
新しいデータテーブル
引数
matrix
任意の行列。
<<invisible
非表示のデータテーブルを作成する。データテーブルは非表示になりますが、「JMPホームウィンドウ」や[ウィンドウ]メニューにはリストされます。
<<private
テーブルを完全に非表示にする。プライベートのデータテーブルを作成すると、データへのアクセスが高速化しますが、データテーブルのデータを保持するために必要なメモリが節約できるわけではありません。
<<Column Names(list)
データの列名を指定したリスト。引数は引用符付きの列名のリストです。
Col Stored Value(<dt>, col, <row>)
説明
列プロパティ(「欠測値のコード」など)を使って割り当てられた値ではなく、実際に列に保存されているデータ値を戻す。
引数
dt
(オプション)データテーブルへの参照。この値が指定されていない場合は、現在のデータテーブルが使用される。
col
列の名前。
row
(オプション)行の名前または番号。この値が指定されていない場合は、現在の行が使用される。
例
たとえば、「欠測値のコード」列プロパティがx1列に割り当てられていて、「999」が欠測値として扱われるとします。また、別の列に、平均の計算式が含まれているとします。平均を計算するときに、欠測値ではなく「999」を使用するためには、式の中にCol Stored Value()を使用します。
Mean( Col Stored Value( :x1 ), :x2, :x3 )
Column(<dt>, "name", "formatted")
Column(<dt>, n)
説明
データテーブル列への参照を取得する。
引数
dt
(オプション)データテーブルへの参照。指定されていない場合は、現在のデータテーブルが使用される。
name
列名を指定する引用符付き文字列。
formatted
設定されている表示形式でセルの値を戻すよう指定する引用符付き文字列。
n
列番号。
Column Name(n)
説明
nで指定された列の名前を取得する。
戻り値
第n列の名前を(引用符付き文字列ではなく)式として戻す。
引数
n
列番号。
Count(from, to, step, times)
説明
列計算式で使用される。fromからtoまでインクリメントする値を各行に割り当てます。stepsには、fromとtoも含めた、fromからtoまでの値の個数を指定します。count関数の最初の3つの引数によって決められた等差数列の値が、指定されたtimesの数だけ繰り返して作成されます。to値に達すると、countは再びfrom値から開始されます。fromとtoの引数がデータテーブル列名のときは、Countは最初の行の値を取り、それ以降の行の値は無視されます。
戻り値
最後の値
引数
from
数値、列参照、または式。Countはこの値からカウントを開始する。
to
数値、列参照、または式。Countはこの値でカウントを終了する。
step
数値または式。fromからtoまで(両者を含む)のカウントに使用するステップの数を指定する。
times
数値または式。次のステップに進むまでに同じ値を繰り返す回数を指定する。
例
/* colnameという名前の列は、0, 3, 6, 0, ...という数列で
すべての行が埋められる */
For Each Row(:colname[row()]=count(0, 6, 3, 1))
/* colnameという名前の列は、0, 0, 3, 3, 6, 6, 0, ...という数列ですべての行が埋められる */
For Each Row(:colname[row()]=count(0, 6, 3, 2))
メモ
Count()はRow()に依存するので、主に列の計算式内で利用すると便利です。
Current Data Table(<dt>)
説明
引数が指定されていない場合、現在(最前面)のデータテーブルを取得する。引数が指定されている場合は、それを現在のデータテーブルとします。
戻り値
現在のデータテーブルへの参照
引数
dt
(オプション)データテーブルの名前またはデータテーブルへの参照。
メモ
プライベートテーブルは、Current Data Table()を用いて現在のテーブルにすることはできません。
Data Table(n)
Data Table("name")
Get Data Table(<project(title|index|box|window),> name|index)
説明
開いているn番目のデータテーブル、または、引用符付き文字列で指定された名前(name)のデータテーブルへの参照を戻す。
戻り値
指定のデータテーブルへの参照
引数
n
データテーブルの番号。
name
データテーブル名を指定する引用符付き文字列。
Dif(col, n)
説明
列colにおいて、現在行の値から、現在行のn行前の値を引いた差を計算する。
戻り値
差
引数
col
列名(たとえば:ageなど)。
n
数値。
Dim(<dt|matrix>)
説明
現在のデータテーブル、指定されたデータテーブル、または行列の次元を含む行ベクトルを戻す。次元とは、行数と列数を指し、この順序でリストされます。
引数
dt
データテーブル。
matrix
行列。
メモ
引数が指定されなかった場合は、現在のデータテーブルの次元を戻します。
Get Data Table List(<Project(title|index|box|window>)
説明
現在開いているすべてのデータテーブルのリストを戻す。
メモ
プロジェクトの中で実行するスクリプトで、プロジェクトの外で開いているデータテーブルのリストを取得する場合は、Project(0)を指定します。
Lag(col, n)
説明
n行前の列(col)の値を戻す。
N Row(dt); NRow(matrix)
N Rows(dt); NRows(matrix)
説明
指定されたデータテーブル(dt)や行列(matrix)の行数を戻す。
N Table()
説明
開いているデータテーブルの数を戻す。プライベートのデータテーブルは含みません。
New Column("name", <"data type">, <"modeling type">, <Width(n)>, Format("format", width, precision), <Formula()>, <Set Values>, <Like(column reference)>, <actions>)
説明
データテーブル(dt)の最後に、指定された名前("name")で新しい列を追加する。特に指定をしない場合、列は数値タイプ、連続尺度で総桁数は12となります。
戻り値
列への参照
メモ
メッセージとしても使用可能です。dt<<New Column.
Like()引数は、データタイプ、尺度、形式、数式、その他の属性を参照列から新しい列にコピーします。
次も参照
dt<<New Column(name, <data type>, <modeling type>, <Format(format, width)>, <Formula()>, <Set Values({..., ..., })>, <Set Property(properties)>)
New Table("name", <visibility("invisible" | "private" | "visible")>, <actions>)
説明
指定された名前(name)で新しいデータテーブルを作成する。
引数
name
新しいテーブル名を示す引用符付き文字列。
visibility
(オプション)引用符付きキーワード。 invisibleを指定すると、データテーブルは、「JMPホームウィンドウ」と[ウィンドウ]メニューにのみリスト表示されます。privateを指定すると完全に非表示になります。visibleを指定すると、データテーブルは表示されます。"visible"がデフォルトです。
メモ: プライベートのデータテーブルを作成すると、データへのアクセスが高速化しますが、データテーブルのデータを保持するために必要なメモリが節約できるわけではありません。
actions
(オプション)新しいデータテーブルを定義するための引数。
Row()
Row() = y
説明
現在の行の番号を戻すか、設定する。引数はとりません。
Sequence(from, to, <step size>, <repeat times>)
説明
データテーブルの行に連続した数値を挿入する。step size引数とrepeat times引数はオプションで、どちらもデフォルトの値は1です。
Subscribe to Data Table List(<subscriber name|"">, <OnOpen(function)|
OnClose(function)|OnRename(function)>)
説明
データテーブルリストへの登録を行う。新しいデータテーブルが追加されたときや、閉じられたとき、名前が変更されたときに通知されます。
Subscript(a, b, c)
list[i]
matrix[b, c]
説明
リストや行列に対して、添え字を指定する。リスト(list)からは、i番目の項目が抽出されます。または、行列(matrix)からは、第b行、第c列の要素が抽出されます。
Suppress Formula Eval(Boolean)
説明
引数が1の場合、すべてのデータテーブルの計算式の自動評価をオフにする。引数が0の場合は、オンにする。
Unsubscribe to Data Table List(<subscriber name>, <"OnOpen"|"OnClose"|
"All">)
説明
Subscribe to Data Table List()で追加されたデータテーブルリストへの登録を削除する。