この節では、JMPデータテーブル用のJSLメッセージをご紹介します。
説明
必須の引数
column prefix
新しい列の列名に追加する接頭辞。
n
追加する列の数。
Character
新しい列を文字タイプとする。
Numeric
新しい列を数値タイプとする。
Row State
新しい列を「行の属性」列とする。
オプションの引数
Before First
列を最初の列の前に追加する。
After Last
列を最後の列の後に追加する。
After(column)
列を指定の列の後に追加する。
Field Width(n)
列の桁数を指定する。
メモ
引数を省略した場合、または引数を正しく指定しなかった場合、「複数の列を追加」ウィンドウが表示されます。
次も参照
『スクリプトガイド』の一度に複数の列を追加
説明
メモ
引数を省略した場合、または引数を正しく指定しなかった場合、「行の追加」ウィンドウが表示されます。
次も参照
『スクリプトガイド』の行の追加
スクリプト(script)をデータテーブルに追加する。
メモ
選択されているすべての列の選択を解除する。
説明
メモ
引数を指定しなかった場合、すべてのロックが解除されます。
n個の新しい計算式列を作成し、column1への参照をlistの列に置き換えて元のcolumnの計算式に挿入する。
説明
必須の引数
column
色またはマーカーを付ける列。
オプションの名前付き引数
Color(n)
指定のJMPカラーを使用する。
Add Marker(Boolean)
データテーブル内のマーカーの表示/非表示を切り替える。
Color Theme(color theme)
引用符付きで指定されたカラーテーマを使用する。
Marker Theme(marker theme)
引用符付きで指定されたマーカーテーマを使用する。指定できるテーマは、"Standard"(標準)、"Hollow"(中抜き)、"Paired"(ペア)、"Classic"(クラシック)、および、"Alphanumeric"(英数字)。
Continuous Scale|Continuous Scale(Boolean)
指定の列の値に従って、グラデーションになった色を割り当てる。
Reverse Scale|Reverse
使用中の色を反転する。
Excluded Rows(Boolean)
真の場合は、除外されている列に行の属性を適用する。
"Make Window with Legend"
凡例のウィンドウを別に作成する。
例
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Consumer Preferences.jmp" );
dt << Combine Columns(
Delimiter( "," ),
Columns(
: 起床後に歯磨き,
: 食後に歯磨き,
: 就寝前に歯磨き,
: 別のタイミングで歯磨き
),
Column Name( "いつ歯磨きをするか" )
);
リストされた列を可能な限り小さく圧縮する。文字データの列の場合、水準が255個未満であれば1バイトに圧縮できます。数字データの列の場合、数値が-127~127の整数であれば1バイトに圧縮できます。
説明
戻り値
連結されたデータテーブルへの参照
必須の引数
dt2|Data Table(name)|Multiple Data Table(name)
結合したいデータテーブルのデータテーブル参照または名前。
オプションの引数
"Private"
データテーブルウィンドウには表示せずにデータテーブルを開く引用符付きキーワード。
"Invisible"
出力のデータテーブルを非表示にする引用符付きキーワード。データテーブルを非表示で出力して、後に続くスクリプトで利用する場合、この引数を使用してください。このデータテーブルは、ホームウィンドウの「ウィンドウリスト」または[ウィンドウ]>[再表示]のリストに表示されます。
Output Table name(name)
最終的なデータテーブルの名前。名前を入力しない場合、データテーブルには「無題#」(たとえば、「無題1」)という名前が付きます。
"Append to First Table"
最初の引数にある最初のデータテーブル参照またはデータテーブル名に行を追加する。このオプションは、新しいデータテーブルを作成する代わりとなるものです。
"Keep Formulas"
最終的なデータテーブルに計算式を含める。
"Create Source Column"
新しいデータテーブルに元のテーブルという列を追加する。
メモ
"Private"と"Invisible"は、"Append to First Table"を使用していない場合のみ適用されます。
次も参照
『スクリプトガイド』のデータテーブルを縦方向に連結する
例
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Tiretread.jmp" );
dt << Select Columns( :引張応力, :伸び);
dt << Copy Column Properties;
New Window( "Script", Script Box( "//ここに貼り付けてください。" ) );
または
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Tiretread.jmp" );
dt << Copy Column Properties( {:引張応力, :伸び} );
New Window( "Script", Script Box( "//ここに貼り付けてください。" ) );
説明
例
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
dt << Select Properties( {"一変量の分布", "二変量の関係(一元配置)"} );
proplist = dt << Copy Selected Properties();
New Window( "Script", Script Box( "//ここに貼り付けてください。" ) );
データテーブルを再作成するためのスクリプトを、クリップボードにコピーする。"No Data"という引数を指定すると、スクリプトからデータ部分が省かれます。
説明
例
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
dt << Select Properties( {"一変量の分布", "二変量の関係(一元配置)"} );
proplist = dt << Copy Table Scripts();
New Window( "Script", Script Box( "//ここに貼り付けてください。" ) );
オプションの引数
Location(x, y)
データフィルタウィンドウを指定の場所に移動する。xとyはピクセル単位で指定します。0,0はディスプレイの左上隅を意味します。
"Close Outline"
データフィルタアウトラインを閉じる。
"Local"
レポートにフィルタを組み込み、他のレポートに影響を及ぼさずに1つまたは複数のプラットフォームをフィルタできるようにする。
Inverse(Boolean)
すべてのフィルタに対し、指定の行を除くすべての行を選択する。
Show Columns Selector(Boolean)
真の場合は、フィルタに新しい列を追加するための列名リストを表示する。
Title(quoted string)
アウトラインに表示するタイトル。
Save and Restore Current Row States(Boolean)
「データフィルタ」ウィンドウを閉じるときに現在の行の属性を復元する。
Conditional(Boolean)
選択されているフィルタ列に対し、表示されるカテゴリを制限します。
Auto Clear(Boolean)
「データフィルタ」で複数の名義尺度または順序尺度の列が選択されている場合、フィルタ基準を1つ選択する前に、前回選択した基準を選択解除する。
Group By AND(Boolean)
デフォルトでは、フィルタグループを作成した場合、ORによって、1つまたは複数のフィルタが追加され、2つ目のフィルタグループが作成されます。Grouped By ANDを指定した場合は、動作が逆になり、ANDでグループ化されます。
Show Histograms and Bars(Boolean)
データフィルタのヒストグラムと棒の表示/非表示を切り替える。
Count Excluded Rows(Boolean)
除外された行の数の表示/非表示を切り替える。
Mode
フィルタには、次の3つのモードがあります。Select(Boolean)は、データテーブル内で選択された行を強調表示(または非表示)します。Show(Boolean)は、選択されていない行を表示または含め、[非表示]アイコンを表示します。Include(Boolean)は、選択されていない行を表示または含め、[除外]アイコンを表示します。
グローバルデータフィルタのデフォルトは、Select()、Show(0)、Include(0)です。ローカルデータフィルタのデフォルトは、Show(1)、Include(1)で、Select()は有効なオプションではありません。
Add Filter
データフィルタを作成する。引数には、Columns()、Where()、Display()、Select Missing(cols)、Order By Count(cols)があります。Columns()は、カンマで区切った1つまたは複数の列名をとります。フィルタを定義する場合は、1つまたは複数のWhere節を追加します。
Where
データのフィルタリングに使うWhere節を定義する。
Display(column, size, display type)
指定のカテゴリカル列の水準を、どのようにフィルタに表示するかを設定する。引数は、Blocks Display、List Display、Single Category Display、Check Box Display、Radio Box Display。カテゴリカルな列では、Find(Set Text(quoted string))引数を使って検索フィールドを含め、初期化することができます。連続尺度の列では、Displayを使い、size引数を含めることもできます。
Select Missing Cols(cols)
連続尺度の列で欠測値を選択する。
Order by Count(cols)
このオプションは、カテゴリカルな列に対し、度数の降順に従って値を並べる。
Favorites
現在のデータフィルタの条件をお気に入りとして保存する。
Animation
指定されたアニメーションの向きで、行の選択と選択解除を交互に繰り返す。オプションの引数には、Animate Column(col)、Animate Rate(number)、"Forward"|"Backward"|"Bounce"があり、"Forward"|"Backward"|"Bounce"はアニメーションの向きを、最初から最後へと前進させます。"Backward"は、アニメーションの向きを、最後から最初へと後進させます。"Bounce"は、アニメーションの向きを、前進させた後、後進させます。
次も参照
『スクリプトガイド』のデータフィルタの追加
『JMPの使用法』のデータフィルタ
説明
戻り値
データビューへの参照
オプションの名前付き引数
Excluded
新しいデータテーブルに、元のデータテーブルで除外されている行だけが含まれる。
Labeled|Labelled
新しいデータテーブルに、元のデータテーブルでラベルありとマークされている行だけが含まれる。
Hidden
新しいデータテーブルに、元のデータテーブルで表示しないとマークされている行だけが含まれる。
Selected
新しいデータテーブルに、元のデータテーブルで選択されている行だけが含まれる。
説明
次も参照
『スクリプトガイド』の列の削除f
説明
次も参照
『スクリプトガイド』の行の削除
説明
メモ
14より以前のバージョンのJMPでテーブルスクリプトを削除するには、Delete Table Propertyを使用してください。
例
dt1 = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
cols = dt1 << Get As Matrix(); // すべての数値列を戻す
Show( cols );
cols =
[ 12 59 95,
12 61 123,
12 55 74,...]
colnums = dt1 << Get As Matrix( {4, 5} ); // 4列目と5列目を戻す
Show( colnums );
colnums = [ 59 95, 61 123, 55 74, 66 145, 52 64, 60 84, 61 128, ...]
dt2 = Open( "$SAMPLE_DATA/Probe.jmp" );
colrange = dt2 << Get As Matrix( 10::22 ); // 10~22列目を戻す
Show( colrange );
colrange =
[ -0.08818069845438 0.711340010166168 1.85904002189636 0.396923005580902 4.50656986236572 7.86504983901978 1.53891003131866 -2.76178002357483 0.0711032971739769 5.75577020645142 -3.62023997306824 -0.971698999404907 -0.0525696985423565, ...]
データテーブルをレポートにして戻す。データテーブルで行および列が選択されている場合は、選択されている行および列のみがレポートに含まれます。
例
次のスクリプトは、「Big Class.jmp」をレポートにして、分布とともに1つのウィンドウ内に表示します。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
dtRpt = dt << Get As Report;
distRpt = V List Box(
dt << Distribution(
Continuous Distribution( Column( :"体重(ポンド)"n ) ),
Nominal Distribution( Column( :年齢 ) )
)
);
New Window( "例", H List Box( dtRpt, distRpt ) );
説明
必須の引数
quoted string
列の参照リストではなく、引用符付き文字列のリストを戻します。
オプションの引数
modeling type
引用符を付けて尺度を指定する。オプションには、"Continuous"(連続尺度)、"Ordinal"(順序尺度)、"Nominal"(名義尺度)、"Multiple Response"(多重応答)、"Unstructured Text"(非構造化テキスト)、"None"(なし)、"Vector"(ベクトル)があります。
data type
引用符を付けてデータタイプを指定する。オプションには、"Numeric"(数値)、"Character"(文字)、"Row State"(行の属性)、"Expression"(式)があります。
メモ
データタイプや尺度を指定すると、該当する列の値のみが取得されます。データタイプや尺度は複数指定できます。
次も参照
『スクリプトガイド』の列名の取得
リスト内で指定された引用符付き列名または行列内で指定された番号の、列に対する参照を戻す。リストまたは行列を使用しない場合、すべての列への参照のリストが戻されます。
列の表示幅(単位はピクセル)を戻す。
データテーブルで現在除外されている行を戻す。
データテーブルの現在非表示の行を戻す。
例
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
biv = dt << Bivariate( Y( :"体重(ポンド)"n ), X( :"身長(インチ)"n ) );
rbiv = biv << Report;
Print( rbiv << Get Journal );
データテーブルで現在ラベルのついている列を戻す。
例
「PopAgeGroup.jmp」では、「国」列と「年」列にラベルがついています。次のスクリプトは、ラベルのついた列の名前のリストを戻します。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/PopAgeGroup.jmp" );
dt << Get Labeled Columns;
{:Country, :Year}
データテーブルの現在ラベルの付いている行を戻す。
オプションの引数
Ignore Extension
データテーブルの名前を拡張子なしで戻す。
JMPのデータテーブルの絶対パスを戻す。読み込んだ後にまだ保存していないデータの場合は、絶対パスは戻されません。
行番号の領域の表示幅(単位はピクセル)を戻す。
データテーブルまたはデータフィルタの各行の行属性を含むベクトルを戻す。
指定のWhere条件とマッチするデータテーブルの行を戻す。以下はその例です。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
dt << Get Rows Where( :性別 == "M" );
dt << Get Rows Where( :性別 == "M" & :年齢 < 15 );
説明
次も参照
説明
次も参照
説明
次も参照
説明
オプションの引数
list of properties
取得するプロパティを指定する。
例
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
dt << Select Properties( {2, 4} );
proplist = dt << Get Selected Properties();
// 2番目と4番目のテーブルスクリプトを選択し、
// それらのスクリプトを戻す
説明
次も参照
説明
次も参照
説明
次も参照
説明
戻り値
データテーブル
必須の引数
With(Data Table(name))
アクティブなデータテーブルと結合するデータテーブルを指定する。
"Private"
データテーブルウィンドウには表示せずにデータテーブルを開く引用符付きキーワードを指定する。
"Invisible"
出力のデータテーブルを非表示にする引用符付きキーワードを指定する。データテーブルを非表示で出力して、後に続くスクリプトで利用する場合、この引数を使用してください。このデータテーブルは、ホームウィンドウの「ウィンドウリスト」または[ウィンドウ]>[再表示]のリストに表示されます。
Select(columns)
アクティブなデータテーブルと結合するデータテーブルを選択する。
Select With(columns)
By Matching Columns(column1=column2)
両方のテーブルで値とデータタイプがマッチする列を選択する。
"Cartesian"
直積で結合すると、2つの元のデータテーブルの行の可能な組合せがすべて含まれた新しいデータテーブルが作成されます。最初のテーブルのデータを2番目のテーブルのデータと組み合わせて、値のすべての組合せがセットで表示されます。
"By Row Number"
2つのテーブルを横に結合します。
"Merge Same Name Columns"
2つ目のテーブルの列データで、元のテーブルにある同じ名前の列のデータが置き換えられます。最初のテーブルの欠測値は、2番目のテーブルの非欠測値で置き換えられます。
"Match Flag"
対応する列の値で結合する場合に、「対応フラグ」列を作成するかどうかを指定します。
Copy Formula(Boolean)
主テーブルまたは結合するテーブルの計算式を出力列に含めます。
Suppress Formula Evaluation(Boolean)
新しいテーブルの作成中に列の計算式が自動に評価されないようにします。
"Update"
2つ目のテーブルの列データで、元のテーブルにある同じ名前の列のデータが変更されます。更新された結果は、出力先の新しいデータテーブルに表示されます。次の点に注意してください。データは、欠測値では置き換えられません。また、出力テーブルは、元のテーブルと同じ列を持ちます。そのため、"Update"を使用するときは、列を選択してください。"Update"オプションは、行番号で結合する場合、または対応する列の値で結合する場合のみ使用できます。
Drop Multiples(Boolean, Boolean)
新しいデータテーブルに名前ごとに1行だけ含まれるよう指定する。対応する列の値で結合する場合のみ適用されます。
Include Non Matches(Boolean, Boolean)
主データテーブルと新しいデータテーブルで対応しない列を含める。対応する列の値で結合する場合のみ適用されます。
"Preserve Main Table Order"
対応する列を基準に並べ替えるのではなく、元のデータテーブルの順序を結合後のテーブルでも維持します。
Output Table Name(name)
結合後のテーブルの名前を指定します。名前を指定しない場合、データテーブルには「無題#」(たとえば、「無題1」)という名前が付きます。
次も参照
『JMPの使用法』のデータテーブルの結合
データテーブルからジャーナルを作成する。データグリッドのみが含まれ、ノート、変数、またはスクリプトは含まれません。
メモ
JMP 14以降で作成されたジャーナルは大きな行列を圧縮した行列データを含んでいる場合があります。ジャーナルを開いてそこからデータを抽出するJSLスクリプトを使用するときは、Journalメッセージでジャーナルをディスクに保存するのではなく、(行列を圧縮しない)Get Journalメッセージの使用を検討してください。
次も参照
dt<<Get Journalを参照してください。
『スクリプトガイド』のジャーナルの作成
現在のジャーナルに、データテーブルへのリンクを追加する。ジャーナルが存在しない場合は、新しいジャーナルが作成されます。
オプションの引数
path
テーブルの保存場所を引用符付きのpathで指定する。データテーブルがすでにディスク上に保存されている場合は、この指定を省くことができます。保存されていない状態で指定を省くと、ジャーナルリンクが不完全になり、テーブルの再ロードができなくなります。
Embed
データテーブルを再作成するJSLスクリプトを組み込む。
Button Name(name)
ボタンに表示される名前。name引数は引用符付きです。ボタン名を指定しなかった場合、データテーブルの名前が使用されます。
データテーブルが最後に保存された日付を戻す。
Layoutは将来のリリースで削除される予定です。代わりにJournalを使用してください。
説明
データテーブルをロックして、データや列プロパティが追加または変更されないようにする。
次も参照
例
次の例では、「性別」列の指示変数列を作成します。Append Column Nameを指定すると、作成される列名は「性別_F」と「性別_M」になります。指定しない場合は、水準値が列名となります(「F」と「M」)。Include Missingは、欠測値を含めます。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
dt << Make Indicator Columns(
Columns( :性別 ),
Append Column Name( 1 ),
Include Missing( 1 )
);
行の属性ハンドラの関数を作成する。関数の引数には、行の属性が変更された行をとる。
データテーブルと同じデータを作成するためのSASデータステップを生成する。
データテーブルと同じデータを作成するためのSASデータステップを生成し、それをSASスクリプトウィンドウに表示する。
説明
次も参照
説明
次も参照
説明
例
次の例は、「Big Class.jmp」データテーブルの「年齢」列を全列の最後へと移動させます。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
dt << Go To( :年齢 );
dt << Move Selected Columns( "To Last" );
リストを使って列名を指定することもできます。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
list = {"名前", "性別"};
dt << Move Selected Columns( list, "To Last" );
説明
データテーブル(dt)の最後に、引用符付きで指定された名前("name")の新しい列を追加する。特に指定をしない場合、列は数値タイプ、連続尺度で総桁数は12となります。
戻り値
列への参照
必須の引数
name
新しい列の名前。
オプションの引数
data type
データタイプを指定する引用符付き文字列。オプションには、"Numeric"(数値)、"Character"(文字)、"Row State"(行の属性)、"Expression"(式)があります。
modeling type
尺度を指定する引用符付き文字列("Continuous"(連続尺度)、"Nominal"(名義尺度)、"Ordinal"(順序尺度)、"Multiple Response"(多重応答)、"Unstructured Text"(非構造化テキスト)、"None"(なし)、"Vector"(ベクトル))。
Format(format, width)
表示形式と列の幅を設定する。
Set Values({})
列のデータ値を指定する。
Formula
列の計算式を指定する。
Set Property(properties)
データテーブル列でサポートされるメッセージを指定する。「列の新規作成」ウィンドウの[列プロパティ]プロパティのリストを確認できます。AxisとLink Referenceは、プロパティです。
次も参照
数値の表示形式を設定する例については、col<<Format(<width>, <decimal places>, <"Use Thousands Separator">)を参照してください。
『スクリプトガイド』の列の作成
『JMPの使用法』のデータタイプ、尺度、数値の表示形式に関するオプション、JMPの列プロパティ
例
dtA = Open( "$SAMPLE_DATA/Semiconductor Capability.jmp", invisible );
nw = New Window( "例",
H List Box(
V List Box( dtbox = dtA << New Data Box() ),
dtA << Distribution(
Continuous Distribution( Column( :NPN1 ) ),
Continuous Distribution( Column( :PNP1 ) )
)
)
);
dtbox << Set Stretch( "Off", "Off" ) << Set Width( 800 );
データテーブルの複製を開く。2番目のデータテーブルは元のデータテーブルと同一で、元のデータテーブルにリンクしています。そのため、どちらか一方が変更されると、他方にも反映されます。また、どちらか一方を閉じると他方も閉じられ、データテーブルへの参照はすべて削除されます。
これは、非表示のデータテーブルを表示する際に便利です。
例
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
dt << Set Property( "二変量の例", Bivariate( Y( :"体重(ポンド)"n ), X( :"身長(インチ)"n ), Fit Line ) );
例
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Tiretread.jmp" );
dt << Copy Column Properties( {:引張応力, :伸び} );
dt2 = New Table( "テスト",
New Column( "T1", numeric, continuous ),
New Column( "T2", numeric, continuous ),
New Column( "T3", numeric, continuous ),
Add Rows( 10 )
);
dt2 << Paste Column Properties( {:T1, :T3} );
//引張応力と伸びの列プロパティをT1とT3に貼り付ける
説明
効果が大きい説明変数を特定するのに使用される。
例
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Boston Housing.jmp" );
obj = dt << Predictor Screening(
Y( :持ち家の価格 ),
X( :犯罪率, :産業, : 川, :窒素酸化物, :部屋数, :築年, :ビジネス地域への距離, :高速道路 )
);
説明
例
dt << Rename Script Group( "地図", "ストリートマップ" );
説明
必須の引数
Select Where(condition)
行を選択する条件。
オプションの引数
current selection("Extend"|"Restrict"|"Clear")
現在の選択範囲を拡張するか、制限するか、解除する。デフォルトではClear(解除)が使用されます。
Dialog("Keep Dialog Open")
ユーザがオプションを編集できるようにダイアログを表示する。
説明
次も参照
データテーブルを、引用符付きの接続情報(connection information)と引用符付きのテーブル名(table name)で指定されたデータベースに保存する。"Replace"オプションを指定した場合は、既存のデータベースを置換します。
説明
値が重複している行のうち、2番目以降の行を選択する。列が選択または指定されている場合は、それらの列の値が重複した行を探します。重複しているかどうかの判断の際、大文字と小文字が区別されます。
次も参照
『スクリプトガイド』の重複した行の選択
説明
次も参照
『スクリプトガイド』の条件による選択
変更されていない場合でも、データテーブルを変更済みとしてマークする。
説明
次も参照
指定の列をラベル列として割り当てる。
説明
戻り値
データテーブル名の引用符付き文字列
メモ
Set Nameメッセージが、新しいテーブル名の引用符付き文字列を戻すように変更されました。以前のリリースでは、このメッセージは、スクリプト可能なデータテーブルオブジェクトを戻していました。この変更に伴い、JMPスクリプトを変更する必要がある場合があります。たとえば、以下のスクリプトは書き換える必要があります。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" ) << Set Name( "テスト" );
dtが「テスト」にならないように、メッセージを分けます。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
dt << Set Name( "テスト" );
これは以前のリリースと同じ結果になり、JMPの以前のバージョンと新しいバージョンの両方に対応します。
行番号が表示されている領域の表示幅を指定のピクセル数にする。nを0に設定すると、行番号の表示幅が自動的に調整されます。
説明
戻り値
並べ替えたテーブルへの参照
次も参照
『スクリプトガイド』のデータテーブルの行を並べ替えるを参照してください。
『JMPの使用法』のデータテーブルの並べ替えを参照してください。
説明
戻り値
列の分割で作成されたデータテーブルへの参照
必須の引数
Split(columns)
分割する列。
Split By(column)
分割の基準となる列。
オプションの引数
Group
指定のグループ内でデータを分割する。
Remaining Columns("Keep All"|"Drop All"| Keep(columns)|Drop(columns))
残りの列を結果のテーブル内に含めるか指定する。デフォルトではKeep All(すべて保持)。
メモ: Keep Allは、出力データテーブルにすべての列を含めます。ただし、各列の値は含めません。出力データテーブルでは、複数の行が畳んで1つの行にまとめられるため、保持した列の値の一部が省略されます。
Copy Formula(Boolean)
ソーステーブルの列の計算式を結果のテーブルに含める。
Suppress Formula Evaluation(Boolean)
コピーされた列の計算式を自動評価しない。デフォルトは1(真)。
Sort by Column Property
出力列を、基準となる列(Split by)に対して定義された並べ替え列プロパティで並べ替える。
Output Table(name)
出力テーブルの名前を指定する。
次も参照
『スクリプトガイド』の列を積み重ねたデータテーブルの値を分割する
『JMPの使用法』のデータテーブル内での列の分割
説明
戻り値
列の積み重ねで作成されたデータテーブルへの参照
次も参照
『スクリプトガイド』のデータテーブル内の値を積み重ねる
『JMPの使用法』のデータテーブル内での列の積み重ね
説明
そのデータテーブルへの変更に関するメッセージを取得するため、データテーブルに登録する。
戻り値
キー名
引数
"keyname"(<client>)
登録を参照できるように登録名を指定する。データテーブルで閉じる操作が行われると、引用符付きのclientで指定されたクライアントが、そのデータテーブルに依存するウィンドウがあることを警告し、操作を実行するかどうかを確認します。
On Delete Columns(<function>|<script>)
列の削除時にキー名を戻す。
On Add Columns(<function>|<script>)
列の追加時にキー名を戻す。
On Add Rows(<function>|<script>)
行の追加時にキー名を戻す。
On Delete Rows(<function>|<script>)
行の削除時にキー名を戻す。
On Rename Column(<function>|<script>)
列名の変更時にキー名を戻す。
On Close(<function>|<script>)
データテーブルを閉じるときにキー名を戻す。1つの引数(関数)を取ります。その関数は、引数としてデータテーブル名のみを必要とします。
On Save(<function>|<script>)
データテーブルの保存時にキー名を戻す。
On Rename(<function>|<script>)
データテーブル名の変更が試みられると、キー名を戻す。関数(function)は、前に定義した関数か、その関数自体の名前です。
メモ
それぞれのオプションは、解除するまで有効です。
次も参照
『スクリプトガイド』のデータテーブルに登録(Subscribe)する
説明
戻り値
サブセットデータテーブルへの参照
次も参照
『スクリプトガイド』のデータテーブルのサブセットを作成する
『JMPの使用法』のサブセットの作成
説明
戻り値
要約データテーブルへの参照
次も参照
『スクリプトガイド』のSummaryによる要約テーブルの作成
『JMPの使用法』のデータの要約
例
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Consumer Preferences.jmp" );
dt << Text To Columns(
delimiter( "," ),
columns( :歯磨き カンマ区切り )
);
説明
戻り値
転置したデータテーブルへの参照
説明
次も参照
データテーブル(dt)への以前の登録を解除する。keyname引数は引用符付きです。