MaxDiffモデルのBayesチェーンのテーブルを保存するには、[Bayesチェーンの保存]オプションを使用します。このオプションを使用できるのは、階層型Bayesモデルに対してのみです。作成されるデータテーブルには、(起動ウィンドウで指定した)「Bayes計算の反復回数」に1を足した数の行が含まれます。最初の行(反復1)は、開始値を示します。2行目以降には、生成された乱数が反復の順に保存されます。このテーブルには、以下に示すように、反復のカウント、モデルの対数尤度、および各モデル効果に対応する列があります。
反復
反復の番号。最初の行は、開始値です。
対数尤度
その反復におけるモデルの対数尤度。各反復に対する対数尤度をプロットすれば、バーンイン期間(調整段階)での振る舞いを確認できます。
<モデル効果> 適応型シグマ
逆Wishart分布の尺度行列における対角要素の平方根。
<モデル効果> 受容率
MCMCアルゴリズムでの受容率。
<モデル効果> 平均
被験者ごとに生成された係数値、の平均。
<モデル効果> 分散
被験者ごとに生成された係数値、の分散。