スクリプトガイド > 表示ツリー > JMPのレポートの構造 > ディスプレイツリーの表示
公開日: 09/19/2023

ディスプレイツリーの表示

ディスプレイボックス間の階層的な関係(親子関係)は、表示ツリー(ディスプレイツリー)と呼ばれるディスプレイボックスのツリーを形成します。

ディスプレイツリーを表示する例

1. 次のスクリプトを実行します。

dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
biv = dt << Bivariate(
	Y( :"体重(ポンド)"n ),
	X( :"身長(インチ)"n ),
	Fit Mean( {Line Color( {57, 177, 67} )} )
);

2. 一番上の開閉アイコンを右クリックし、[編集]>[ツリー構造の表示]を選択します。

図11.2 一番上の開閉アイコン 

一番上の開閉アイコン

「ツリー構造の表示」ウィンドウでは、階層的に表示する形式で、レポートのディスプレイボックスの構造が表示されます。それぞれのアウトラインボックスは、元のレポートのディスプレイボックスに相当します。

3. 「二変量の関係」のウィンドウにて、散布図のグラフをクリックします。Figure 11.3に示すように、グラフを含むフレームボックス(Frame Box)が強調表示されます。

図11.3 ツリー構造の表示 

ツリー構造の表示

スクリプトによりツリー構造を表示させることもできます。それには、任意のレポートにShow Tree Structure()メッセージを送ります。特定の部分だけのツリー構造を表示させたい場合は、このメッセージをレポートの該当部分(ディスプレイボックスオブジェクト)に送ります。

現バージョンにおいては、JMPのツリー構造は、ツリー形式ではなく、フラットな形式で表示されます。以前のバージョンのようにツリー形式で表示するには、Shiftキーを押しながら開閉アイコンを右クリックし、[編集]>[ツリー構造の表示]を選択してください。新しいフラットな表示と従来型の表示には、次のような違いがあります。

従来型のツリー構造は、元のレポートにリンクしておらず、ツリーにおいて特定の部分が強調表示されません。

従来型のツリー構造では兄弟(同レベルの子)が左右に並べられます。新しいツリー構造では、兄弟も上下に並べられます。

図11.4 従来型のツリー構造(一部) 

従来型のツリー構造(一部)

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).