シミュレータを使用して、応答におけるランダムな誤差をシミュレートすることができます。因子だけによって応答のばらつきのすべてが説明されずに、応答のばらつきのいくつかがランダムな誤差によることがあります。以下のオプションで、ランダムな誤差を指定することができます。
誤差なし
因子だけにおけるばらつきによって乱数が生成されます。つまり、応答にランダムな誤差が追加されません。
ランダム誤差の追加
平均がゼロで、かつ指定された標準偏差をもつ正規分布から誤差の乱数を生成し、それを応答に追加します。応答列に標準偏差の値を含む「予測対象」列プロパティが含まれている場合、シミュレータで標準偏差を指定するために使用されるフィールドには、列プロパティの値が自動的に入力されます。
加重ランダム誤差の追加
分布の裾に位置する非常に稀なイベントをシミュレートするために用いられる加重標本抽出法に基づいて誤差の乱数を生成し、それを応答に追加します。応答列に標準偏差の値を含む「予測対象」列プロパティが含まれている場合、シミュレータで標準偏差を指定するために使用されるフィールドには、列プロパティの値が自動的に入力されます。
多変量誤差の追加
多変量正規分布に基づいて誤差の乱数を生成し、それを応答に追加します。各応答に対しては、標準偏差を指定してください。また、「Y相関の指定」レポートにおいて応答変数間の相関行列を指定してください。応答列に標準偏差の値を含む「予測対象」列プロパティが含まれている場合、シミュレータで標準偏差を指定するために使用されるフィールドには、列プロパティの値が自動的に入力されます。
モデルの応答分布に基づく乱数
(「モデルのあてはめ」プラットフォームの[標準最小2乗]手法と[一般化回帰]手法にのみ利用可能。)「モデルのあてはめ」起動ウィンドウにおいて指定された確率分布に基づいて誤差の乱数を生成します。
ヒント: すべての応答に同じ誤差設定を指定するには、Ctrlキーを押しながら、希望する誤差設定を選択します。