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公開日: 09/19/2023

正規表現に使う特殊文字

正規表現では、通常特殊文字が使用されます。ピリオドは、指定した文字の1つのインスタンスにマッチする特殊文字です。ピリオドとして認識させるためには、バックスラッシュを付けてエスケープする必要があります。次の表現は、ピリオドを感嘆符で置き換えます。

Regex( "Bicycling makes traveling to work fun.", "\.", "!", GLOBALREPLACE );

"Bicycling makes traveling to work fun!"

Table 6.9で、特殊文字とその例を解説します。

表6.9 正規表現に使う特殊文字

\

リテラル文字の前に置きます。

<\/a>は、HTMLのアンカーの終了タグでスラッシュをそのまま文字として解釈します。

エスケープシーケンスの前に置きます。

\nは改行文字にマッチします。

^

改行文字を除く、文字列の最初の位置にマッチします。

^appleは文字列の冒頭にある“apple”にマッチします。

$

改行文字を除く、文字列の最後の位置にマッチします。

apple$は文字列の末尾にある“apple”にマッチします。

.

改行文字を含む、任意の1つの文字にマッチします。

.appleは任意の1つの文字とそれに続く“apple”にマッチします。

|

置換する値を区切る論理和(OR)を示します。

(apple|orange|banana)は、“apple”、“orange”、“banana”にマッチします。

?

0~1個のインスタンスにマッチします。

apple (pie)?は、0~1個の“pie”のインスタンスにマッチします。

*

0個以上のインスタンスにマッチします。

+

1個以上のインスタンスにマッチします。

( )

部分式を囲みます。

(apple|orange|banana)は、“apple”、“orange”、“banana”にマッチします。

^(\w+)は、行の冒頭にある1つ以上の文字にマッチします。

[ ]

一連の文字にマッチする式を囲みます。

[\s]は空白文字または数字にマッチします。

[a-z0-9]は、“a”から“z”までと数字の“0”から“9”までにマッチします。

{ }

繰り返しを表す式を囲みます。

apple{3}は3回繰り返します。

apple{3,}は、少なくとも3回、できるだけ多く繰り返します。

apple{3, 10}は3~10回繰り返します。

繰り返しの回数をできるだけ少なくするには、疑問符を追加します。たとえば、apple{3,}?は、少なくとも3回、できるだけ少なく繰り返します。

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