1つの列を複数の新しい列に分割して、アクティブなJMPデータテーブルから新しいJMPデータテーブルを作成できます。列は、[基準となる列]で指定した列の値ごとに分割されます。また、1つまたは複数のグループ変数の値に基づいて列を分割することもできます。
メモ: 欠測値を含むカテゴリカルな列を基準にして分割する場合、欠測値のカテゴリの列名は“.”となります(数値列の場合)。
列を分割するには、以下の手順で操作します。
1. [テーブル]>[列の分割]を選びます。
図6.10 「列の分割」ウィンドウ
2. 分割する列の名前を強調表示し、[分割する列]をクリックします。
3. 列の分割基準となる値を含む列を強調表示します。
4. [基準となる列]をクリックします。
5. 追加のオプションを使用して、分割方法をさらに詳しく指定します。
6. [OK]をクリックします。
「列の選択」のフィルタメニュー
列を検索したり列にフィルタを適用するための各種オプションが表示されます。列フィルタメニューを参照してください。
すべて保持
すべての列を新しいテーブルに含めます。
すべて除去
分割で使用された列だけを新しいテーブルに含めます。デフォルトでオンになっています。
選択
新しいテーブルに表示する列を選びます。
ダイアログを開いたままにする
[OK]をクリックした後も「分割」ウィンドウを開いたままにします。
スクリプトを元のテーブルに保存
同じ設定を使用して再びデータを分割できるように、スクリプトを元のテーブルに保存します。
基準となる列
新しい列の名前として使用する値を含む、列の分割基準となる列を追加します。
分割する列
分割対象の列を追加します。
グループ化
指定した変数のグループごとにデータを分割したい場合は、[グループ化]変数を指定します。各グループは出力テーブルで1行にまとめられます。[基準となる列]と[分割する列]は必須変数なので、[グループ化]を指定した場合も常に指定する必要があります。
メモ: 基準となる変数のグループが均一でない場合や、その変数が値の順番で並んでいない(ランダムである)場合は、その変数をグループ変数として指定することで、データが適切に再編成され、欠測値も適切な場所に割り当てられます。
列のプロパティで並べ替え
出力列の順序を「値の表示順序」プロパティを基準にして並べ替えます。「値の表示順序」プロパティがなく、(曜日や月などの)暗黙的な順序がある場合は、その暗黙的な順序が適用されます。
出力テーブル名
(オプション)新しいテーブルの名前を指定します。
計算式のコピー
(データテーブルに計算式が含まれている場合に表示)元のテーブルの計算式を出力列に含めます。
自動評価しない
(データテーブルに計算式が含まれている場合に表示)新しいテーブルが作成されるときに、計算式が自動的に評価されないようにします。
自動更新
テーブルのプレビューを自動的に更新します。プレビューの表示に時間がかかりすぎる場合は、このオプションの選択を解除し、更新したいときに[更新]ボタンをクリックしてください。デフォルトでオンになっています。
ランダムなサブセットでプレビュー
テーブルのサイズが非常に大きく、プレビューペインが更新されるときに遅延が発生する可能性がある場合は、このオプションを選択します。デフォルトでオフになっています。