「項目分析」プラットフォームには、項目反応曲線(項目特性曲線)が表示されます。これらの曲線は、能力と、各項目との関係を表したものです。項目反応曲線は、さまざまな能力レベルにおける項目の正答率をプロットしたものです。完全な識別力のある項目の特性曲線では、ある閾値を下回る能力を持つ受験者は正答率が0%となっています。また、ある閾値を上回る能力を持つ受験者は正答率が100%となっています。
図12.8 完全な識別力のある項目の特性曲線
より汎用的な項目反応曲線は、次図のようなS字型関数(シグモイド関数)で表されます。この関数では、受験者の能力が上がれば、その項目への正答率は100%まで上がります。この曲線の形状は、困難度や識別度によって変わってきます。
図12.9 一般的な項目反応曲線