ここでは、「一変量の分布」プラットフォームでの分位点の計算方法について説明します。
データに非欠測値がn個あり、そのデータからpパーセント点を計算するとします。まず、n個のデータ値を昇順に並べ、それぞれのデータ値をy1, y2, ..., ynとします。そして、pパーセント点に対する、データの順位を、(n + 1) p/100とします。
• 計算された順位が整数のときは、その順位に相当するデータ値がpパーセント点です。
• 計算された順位が整数でないときは、補間を行ってpパーセント点を求めます。pパーセント点(qp)は次の式で計算されます。
ここで
– nは、非欠測値の個数
– y1, y2, ..., ynは、データを小さい順に並べた値
– yn+1は、ynとして扱う
– i, fはそれぞれ、(n + 1)pの整数部と小数部
– (n + 1)p = i + f
たとえば、データテーブルの行数が15行であり、連続尺度の列の75パーセント点と90パーセント点を計算するとしましょう。まず、データ値を昇順に並べてから、各分位点に該当する順位を次のように計算します。
および
75パーセント点はy12の値です。90パーセント点は、補間によって求められます。それは、14番目と15番目のデータの重み付き平均で、y90 = 0.6y14 + 0.4y15で計算されます。