「被覆配列」データテーブルの1列目は、応答(試験の結果)を入力する列です。その他の列には、因子設定が含まれています。
左上の「被覆配列」パネルには、計画の種類(被覆配列)と強度がノートとして記されています。このパネルには、次のようなスクリプトも含まれます。
DOEダイアログ
計画のデータテーブルを作成するのに使った「被覆配列」ウィンドウを再現します。
許可しない組み合わせ
「因子の制約を定義」セクションに入力された因子水準の制約を表示します。
分析
被覆配列に従って行われた試験のデータを分析します。スクリプトの詳細については、「分析」スクリプトを参照してください。背景は、Zhang and Zhang(2011)で解説されています。
ヒント: スクリプトを実行するには、スクリプト名の横にある緑の三角ボタンをクリックしてください。
図21.21 「Software Data.jmp」の「被覆配列」テーブルに含まれたスクリプト
「分析」スクリプトを実行するには、「応答」列に次のような値を入力してください。
• 応答の値として、「失敗」に対して0、「成功」に対して1を入力してください。
• 試験を行わなかった場合などは、欠測値を入力してください。
• 「応答」列は、連続尺度にしてください。
• なお、「応答」列は、場所を移動したり、名前を変更したりしても構いません。
「分析」スクリプトは、2つのセクションから成るレポートを作成します。
• 「要約」セクションには、成功した実験数、失敗した実験数、応答が欠測している実験数が表示されます。
• 「失敗分析の詳細(Failure Analysis Details)」アウトラインには、「<k>因子間の交互作用(<k> Factor Interactions)」レポートが表示されます。kの値は、交互作用の最小次数です。(検出(detect)の定義については、被覆配列と強度を参照してください。)次のような3つの列が表示されます。
– 「因子(Factors)」列には、失敗が生じたk個の因子の組み合わせすべてが表示されます。
– 「水準(Failure Levels)」列には、失敗が生じたk個の因子の値が表示されます。
– 「失敗数(Failure Count)」列は、「水準」列にあるk個の因子の組み合わせで失敗が何回生じたかを示します。
メモ: 失敗が生じた実験は、「水準(Failure Levels)」列に一覧されているk個の因子の各組み合わせにおいて、複数回カウントされます。
「<k>因子間の交互作用(<k> Factor Interactions)」レポートの行は、データーテーブルと動的にリンクされています。レポート内で行を選択すると、該当する行がデータテーブル内で選択されます。