JMPの計算式エディタには、三角関数として、正弦(サイン)や余弦(コサイン)などが用意されています。JMPの三角関数では、すべての角度引数をラジアンで入力します。構文の詳細については、『スクリプトガイド』の三角関数を参照してください。
Sine関数とCosine関数は、それぞれ、正弦(サイン)と余弦(コサイン)を戻します。引数の単位は、ラジアンです。たとえば、Sine(0)は0を戻し、Cosine(0)は1を戻します。Tangent関数は、ラジアンで与えられた引数の正接(タンジェント)を計算します。式Tan(Pi()/4)は1となります。
ArcSine関数とArcCosine関数は、それぞれ、逆正弦と逆余弦を戻します。この関数も、戻り値の単位は、ラジアンです。たとえば、式ArcSine(1)や式ArcCosine(0)は、1.57080 (=3.14159/2)を戻します。また、ArcTangent関数は、逆正接を戻します。この関数も、戻り値の単位は、ラジアンです。たとえば、ArcTangent(1)は0.78540(=3.14159/4)を戻します。
SinH関数とCosH関数は、それぞれ、双曲正弦と双曲余弦を戻します。たとえば、SinH(1)は1.175201を、CosH(0)は1.0を戻します。また、TanH関数は、双曲正接を戻します。たとえば、TanH(1)は0.761594を戻します。
ArcSinH関数とArcCosH関数は、それぞれ、逆双曲正弦と逆双曲余弦を戻します。たとえば、ArcSinH(1)は0.881374を、ArcCosH(1)は0を戻します。また、ArcTanH関数は、逆双曲正接を戻します。たとえば、ArcTanH(0.5)は0.549306を戻します。