アップリフトモデルは、一種のパーティションモデルを実装したものです。「アップリフト」レポートの赤い三角ボタンのオプションについては、ここで紹介するオプションを除き、すべて『予測モデルおよび発展的なモデル』のパーティションで説明しています。
分岐を行う最小の標本サイズを、度数または標本全体に占める割合として指定するウィンドウが開きます。度数(標本サイズ)として指定する場合は、1以上の値を入力します。標本サイズ全体に対する割合として指定する場合は、1未満の値を入力します。アップリフトでは、Max(25, Floor(n/2000))がデフォルト値として設定されます。ここで、nはデータ全体の標本サイズです。Floor(x)はx以下の一番大きな整数、Max(a, b)はaとbのうちの大きい方の値です。
この表とプロットは、作成されたツリーに対する各列の寄与を表わしています。列の寄与は、分岐のF値の合計として算出されます。F値は、回帰モデルにおける、処置と分岐の交互作用項に対する検定統計量です。
アップリフトグラフは、アップリフトパーティションモデルの最後の葉に対する、処理群とコントロール群の間の応答の割合の差を表示したものです。アップリフト、つまり応答の割合の差は、縦軸にプロットされます。横軸は、パーティションモデルのそれぞれの葉(最終分岐のグループ)に対応し、リフトの大きさ順に並べられています。検証を使用すると、黒い横線によって各ノードの検証応答が示されます。アップリフトグラフが開いているときは、ノードが分割されると、グラフが更新されて追加の終端が表示されます。
差の保存
各ノードに対して計算された、処置の水準間における平均差の推定値を保存します。この値が、アップリフト値の推定値です。
差の計算式を保存
差(アップリフト)の計算式を保存します。
差の計算式を発行
差の計算式を作成し、「計算式デポ」レポートに計算式列スクリプトとして保存します。「計算式デポ」レポートが開いていない場合は、このオプションによって「計算式デポ」レポートが作成されます。『予測モデルおよび発展的なモデル』の計算式デポを参照してください。