[カーネル平滑化]オプションは、幾つかの抽出された点に関して、局所的に重み付けて直線や2次曲線といった単純なモデルを次々にあてはめていくことにより、全体の曲線を求めます。最大で合計128個の局所的な回帰モデルが組み合わされ、データ全体にわたって滑らかな曲線が作成されます。この局所的に重み付けた回帰は、loess、もしくは、提案された当初の名前であるlowessとも呼ばれています。Lowessという呼び名は、locally weighted scatterplot smoother (局所重み付き散布図平滑化)が由来です。Cleveland(1979)を参照してください。
[局所的な平滑化]メニューのオプションについては、第 “あてはめ用メニュー”を参照してください。
それぞれの局所的な回帰において、近傍のデータをどのように重み付けするかを指定します。デフォルトでは、重み付けの関数として、トリキューブ(3次式の3乗)が使われます。このような重み付け関数は、局所的な回帰をあてはめていくときに、各点(xi, yi)が局所的な回帰に与える影響を決めます。重みは、xからxiまでの距離が大きくなるにつれて小さくなり、やがてゼロになります。
滑らかさ(α)