このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


この例では、「Analgesics.jmp」サンプルデータを使用します。33人の被験者が3種類の鎮痛剤(A、B、C)を服用し、 痛みの程度を数値で評価しています。A、B、およびCの平均値に有意差があるかどうかを調べてみましょう。
1.
[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Analgesics.jmp」を開きます。
3.
「痛みの程度」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
4.
「薬」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。
5.
[OK]をクリックします。
図6.2 一元配置分析の例
A薬のスコアが、他の薬と比べて全体的に低いことがわかります。なお、X軸の目盛りが等間隔ではありませんが、 これは、各薬ごとのデータの個数に目盛りの幅が比例しているためです。
メモ: X変数の水準が2つしかない場合は、[平均/ANOVA]オプションの代わりに[平均/ANOVA/プーリングしたt検定]が表示され、レポートウィンドウにはプーリングしたt検定のレポートも表示されます。
図6.3 [平均/ANOVA]オプションの例
「分散分析」レポートには、分散分析(ANOVA; Analysis of Variance)の基本的な情報が表示されます。この例では「Prob>F」p値)が0.0053です。これは、薬の平均には有意差がありそうだという、グラフからの直観的な判断が正しいことを裏付けています。