この節では、一般化回帰モデルのあてはめを行います。この節の手順を省略するには、「Tablet Production.jmp」データテーブルの「一般化回帰」スクリプトの横の緑の三角ボタンをクリックし、モデルを作成してください。
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[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Tablet Production.jmp」を開きます。
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[分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。
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「溶出」を選択し、[Y]をクリックします。
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「手法」のメニューから[一般化回帰]を選択します。
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[実行]をクリックします。
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「モデルの設定」パネルで[実行]をクリックします。
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図10.12 適応型Lassoに基づくモデル
「適応型Lasso(検証法: AICc )」レポートのパラメータ推定値を見てみましょう。パラメータ推定値がゼロでないものは、「粉砕時間」、「スクリーンサイズ」、「攪拌時間」、「攪拌速度」、「圧縮機」、「滑沢剤の粘度」、および「噴霧量」で、これらが「溶出」に関係している可能性があります。
モデルの縮小に進む前に、「Tablet Production.jmp」データテーブルで、列が選択されていないことを確認します。列が選択されたままだと、後述の手順1でも選択された状態になります。列の選択を解除しておくと、誤ってゼロの項の列を含めてしまうことが避けられます。
1.
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「適応型Lasso(検証法: AICc )」レポートの赤い三角ボタンをクリックし、[非ゼロの効果を使って再起動]を選択します。
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2.
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[実行]をクリックします。
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3.
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「モデルの設定」パネルで[実行]をクリックします。
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図10.13 適応型Lassoによる縮小モデル
「攪拌速度」の信頼区間(「下側95%」)が、ゼロに非常に近くなっていることに注目してください。次に、シミュレーションによって、現在の推定値が真値であった場合、適応型Lassoを行うと「攪拌速度」の推定値がどれぐらいの割合でゼロになるかを調べてみましょう。
以下の手順では、縮小モデル(適応型Lassoによる縮小モデル)のレポートを使用します。
1.
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「適応型Lasso(検証法: AICc )」レポートの赤い三角ボタンをクリックし、[列の保存]>[シミュレーション計算式の保存]を選択します。
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「Tablet Production.jmp」データテーブルに、「溶出シミュレーション計算式」という新しい列が追加されます。
2.
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(オプション)データテーブルの「列」パネルで、「溶出シミュレーション計算式」の右側にある+記号をクリックします。
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図10.14 シミュレーション計算式
この計算式は、あてはめたモデルと「溶出」の分布に従って、各行の値をシミュレートします。「溶出」の分布は、標準偏差が約1.998の正規分布に従うと推定されています。
3.
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[キャンセル]をクリックします。
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4.
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縮小モデルのレポートウィンドウに戻ります。「元の説明変数に対する推定値」レポートで、「推定値」列を右クリックし、[シミュレーション]を選択します。
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5.
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「標本数」に「300」と入力します。
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「溶出」列を「溶出 シミュレーション計算式」列のシミュレーション値に置き換えて、分析を300回実行します。
6.
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(オプション)「乱数シード値」に「123」と入力します。
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図10.15 設定後の「シミュレーション」ウィンドウ
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[OK]をクリックします。
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「一変量の分布」スクリプトを実行します。
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10.
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[ゼロの個数]を選択します。
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11.
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[OK]をクリックします。
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12.
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「攪拌速度」のレポートにスクロールします。
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図10.16 シミュレーションによる攪拌速度の推定値のヒストグラム
「要約統計量」レポートによると、シミュレーションのうち103/300 = 34.3%で、「攪拌速度」の推定値がゼロになっていることがわかります。