応答の役割

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消費者調査 • カテゴリカルな応答の分析 • 「カテゴリカル」プラットフォームの起動 • 応答の役割

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応答の役割

起動ウィンドウには、応答の役割について、3 種類のタブ（［単純］、［関連］、［多重］）があります。また、独自のクロス表を作成したいときに用いる［表の構成］タブがあります。これらの各タブは、分析対象とする応答の種類に対応しています。そして、それぞれのタブに用意されている各オプションは、データがどのような形式で保存されているかに対応しています。

［単純］タブ

［単純］タブは、1列ずつ個別にデータを集計したいときに用います。［単純］タブには、次の1つのオプションしかありません。

1つまたは複数の列を分析に追加します。複数の列を選択した場合、「カテゴリカル」レポートには、個々の列に対するレポートが表示されます。

［関連］タブ

［関連］タブは、関係がある複数の列を集計したいときに用います。以下のオプションが用意されています。

共通の値をもつ応答

同じ水準を持つ複数列のデータを、1つの表に要約します。このオプションは、アンケート調査で、選択肢がまったく同じである質問を要約する場合に役立ちます。それらの質問を同時に要約・比較できます。

異なる時点での応答が各列に含まれているデータを要約します。複数の時点で同一個体が応答している場合、標本が重複している（overlapping）と言います。標本に重複があるときは、検定を行うときにKish修正が使われます。Kish（1965; 12.4節）を参照してください。

判定の一致性

データが同一の対象物を判定した結果であり、各列が異なる回答者（判定者）に対応しているときに、そのデータを要約します。

［多重］タブ

［多重］タブには、1つまたは複数の列に記録された多重応答（mutiple responses; 複数回答）を分析するためのオプションが用意されています。「多重応答」は、アンケート調査において、複数の選択肢を選ぶことが許されている質問で見られます。ほかにも、「多重応答」は、製造業などで、1つの製品に複数の不適合が生じる場合にも見られます。［多重応答］タブの各オプションは、多重応答データがどのような形式で保存されているかに対応しています。

多重応答データが複数列に含まれており、各列にそれぞれ1つの応答データが含まれている形式です。ここで選択された列の個数は、応答の最大数（選択肢の個数）に対応しています。実際のデータでは、セルの多くは空白になる可能性があります。

多重応答 ID別

回答者や部品のIDを含む列が別にあり、かつ、単一の列に積み重ねて多重応答データが保存されている形式です。

多重応答区切り文字

多重応答データが、カンマ・セミコロン・タブのいずれかで区切られていて、単一の列に保存されている形式です。

多重応答データが、指示変数で保存されている形式です。この形式は、各応答（質問の各選択肢）に対して1つの列があり、その列が0と1を含む指示変数となっているものです。

応答の度数

多重応答データが度数で集計されている形式です。この形式は、「指示変数」形式を集計したものです。

テキストデータを要約します。［自由回答］オプションを使用すると、「カテゴリカル」レポートウィンドウの中にテキストエクスプローラが開きます。『基本的な統計分析』の「テキストエクスプローラ」章を参照してください。

［表の構成］タブ

［表の構成］タブは、分析者が望むクロス表を柔軟に構成したいときに用います。

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横並び、交差、枝分かれのクロス表を対話的に指定できます。［表の構成］タブで作成されるクロス表では、クロス表の横側に位置する最も内側の項目が応答と見なされ、その他のすべての項目は因子と見なされます。

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［表の構成］タブを使えば、1つの起動ウィンドウにて、複数の異なるクロス表を指定できます。

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指定された列の尺度が［多重応答］に設定されている場合は、区切り文字で区切られた多重応答データとみなして分析を行います。列の尺度についての詳細は、『JMPの使用法』の「列情報ウィンドウ」章を参照してください。

詳細については、第 “「表の構成」レポートの例”を参照してください。

ヒント: 多重応答データで、応答の等質性に対する検定を行いたい場合は、［表の構成］タブを使用してください。