[応答をシミュレート]の設定ウィンドウは、連続尺度の因子が1つ(X1)、3水準のカテゴリカルな因子が1つ(X2)の計画の「モデル」ウィンドウです。X2は、モデルにおいて2つの項で表されていることに注意してください。
図4.27 [応答をシミュレート]の設定ウィンドウ
1.
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応答値を生成するモデルの線形部分における係数を、「効果」の各項に入力します。これらの値に基づいて、線形関数L(x, β) = x‘βが定まります。[応答をシミュレート]の設定ウィンドウの「応答をシミュレート」アウトラインを参照してください。
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xは、「効果」にリストされている項(効果)から成るベクトルです。
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βは、「Y」に指定されたモデル係数から成るベクトルです。
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3.
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正規分布に従う乱数を生成します。「誤差σ」に、誤差の標準偏差を入力してください。「因子」アウトラインで「変更」を[困難]に指定した因子がある場合は、一次単位における誤差の標準偏差を「一次単位σ」に入力してください。同様に、[困難]と[非常に困難]を指定した因子がある場合は、一次単位の誤差および二次単位の誤差の両方に関して、その標準偏差を入力してください。[適用]をクリックすると、「<Y>のシミュレーション」という列の計算式が更新され、乱数が生成されます。この計算式は、指定されているモデルに基づいて乱数を生成するものです。
二項分布に従う乱数を生成します。「N」に試行回数を入力してください。試行回数がN、成功確率が1/(1 + exp(-L(x, β))の二項分布に従う乱数が生成されます。[適用]をクリックすると、「<Y>のシミュレーション」という列の計算式が更新され、乱数が生成されます。また、「試行回数」という列が作成され、そこには「N」に指定した値が代入されます。
メモ: [テーブルの作成]をクリックしたときに、常に応答をシミュレートするようにデフォルト設定を変更できます。そのためには、[ファイル]>[環境設定]>[プラットフォーム]>[実験計画(DOE)]を選択します。そして、[応答のシミュレート]を選択します。