このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


「Tool Wear.jmp」サンプルデータにおいて、 「回転速度」「角度」「材質」、そして、その交互作用が、切削工具の「磨耗」に影響しているかを調べてみましょう。
2.
「列の選択」リストで「磨耗」を選択し、[Y]をクリックします。
3.
「列の選択」リストで「回転速度」「角度」「材質」を選択します。
図2.12 すべての交互作用を含む三元配置分散分析の指定
この例の「回転速度」「角度」は、連続尺度に設定されています。三元配置分散分析 - 左側が材質A、右側が材質Bは、それらに対する「曲面プロファイル」です。左側は「材質」が「A」のときの応答の予測値で、右側は「B」のときのものです。「材質」が「A」のものは赤色の点、「B」のものは青色の点で描かれています。「材質」によって応答曲面が変化しているのは、3次の交互作用をモデルに含めているからです。
この曲面プロファイルを作成するには、すべての交互作用を含む三元配置分散分析の指定の「モデルのあてはめ」ウィンドウで[実行]ボタンをクリックします。そして、「最小2乗法によるあてはめ」レポートの赤い三角ボタンメニューから、[因子プロファイル]>[曲面プロファイル]を選択します。プロファイルに点を描画するには、「表示形式」パネルを開いて[実測値]をクリックします。点を大きくするには、グラフ上を右クリックして[設定]を選択し、[マーカーサイズ]を調整します。
「独立変数」パネルの「材質」を「0」にすると、材質Aの曲面が描かれます。「1」にすると、材質Bのものが描かれます。なお、「Tool Wear.jmp」サンプルデータには、これらの曲面プロファイルを作成する2つのデータテーブルスクリプトが用意されています(「予測プロファイル・曲面プロファイル」「2つの材質の曲面プロファイル」)。
図2.13 三元配置分散分析 - 左側が材質A、右側が材質B