[指示変数に対する推定値]オプションを選択すると、指示変数に基づいて計算されたパラメータ推定値が表示されます。このパラメータ推定値は、名義尺度の説明変数に対して、SASシステムのGLMプロシジャで採用されているコード変換を採用して計算されたものです。なお、順序尺度の列に対しては、JMPの通常のコード変換によって計算されています。SASのGLMプロシジャとJMPの相違点に関しては、付録「統計的詳細」の「因子(説明変数)の取り扱い方」(484ページ)を参照してください。
JMPで採用されている標準のコード変換では、名義尺度の説明変数における各パラメータ推定値は、その水準の応答平均と、全水準 の応答平均との差を表します。JMPで採用されている標準のコード変換を確認するには、「標準最小2乗」レポートの赤い三角ボタンのメニューから[列の保存]>[コーディングのテーブルを保存]を選択してください。
指示変数に対する推定値のレポートを再現するには、第 “「全水準の推定値」レポートの例”の手順を行ってください。ただし、最後の操作において、[全水準の推定値]ではなく[指示変数に対する推定値]を選択してください。
図3.24 指示変数に対する推定値