パス変数は、ディレクトリやファイルへのショートカットです。ディレクトリやファイルへのパス全体を入力する代わりに、スクリプト内でパス変数を使用できます。パス変数は特殊な文字列であり、常に二重引用符で囲んで使用します。
JMPで広く使用される定義済みのパス変数の1つに$SAMPLE_DATAがあります。この変数はJMPまたはJMP Proインストールフォルダ内のサンプルデータのフォルダを指します。次の例は、「Big Class.jmp」サンプルデータテーブルを開きます。
Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
アドインを共有ネットワークにインストールするには、Register Addin()関数を使用します。詳細については、「アプリケーションの作成」章の「JSLを使ったアドインの登録」(782ページ)を参照してください。
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ディレクトリが存在するかどうかを確認するには、Is Directory("$ALL_HOME");スクリプトを実行します。フォルダが存在する場合は、1が戻されます。
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パス変数の定義を確認するには、Get Path Variable関数を使用します。
Get Path Variable( "HOME" );
Set Path Variable()またはGet Path Variable()にはドル記号は指定しません。ただし、スクリプト内で変数を使用する際には、ドル記号を指定する必要があります。
パス変数の最後に必ずスラッシュ(または\)を付けてください。次の例では、dtName変数に"Big Class"というルート名が割り当てられています。Open()式は、$SAMPLE_DATAと末尾のスラッシュを評価し、dtNameの値とファイル拡張子の.jmpを付加します。
dtName = "Big Class";
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/" || dtName || ".jmp" );
C:¥Program Files¥SAS¥JMP¥14¥Samples¥Data¥Big Class.jmp
$SAMPLE_DATAの後にスラッシュがない場合、パスは次のように解釈されます。
C:¥Program Files¥SAS¥JMP¥14¥Samples¥DataBig Class.jmp