式を、SQLのSelectステートメントで使用できるコードに変換し、文字列で戻す。リテラルな式を指定する場合には、Expr(...)で、その式を囲んでください。また、式が変数name内に格納されている場合には、NameExpr(name)と指定してください。このように指定しないと、式が評価された後の結果が渡されます。
ブール値。[クエリービルダー]の環境設定で、JMP 12との互換性を維持するオプションを選択すると(または、[クエリービルダー]の赤い三角ボタンのメニューで同等のオプションを選択すると)、生成されたスクリプトにJMP 12 Compatibleが挿入されます。このオプションを指定すると、互換性に問題があるJMP 13のクエリーも、JMP 12で実行することができます。クエリーを編集モードで開くのではなく、開くと同時に実行するには、Run on Open(1)を指定します。
New SQL Query(
Connection(
"ODBC Connection String..."
),
QueryName( "g6_Movies" ),
Select( Column( "ItemNo", "t1" ), Column( "LengthMins", "t1" ), Column( "Genre", "t1" ) ),
From( Table( "g6_Movies", Schema( "SQBTest" ), Alias( "t1" ) ) )
) << Run Background( On Run Complete( dt = queryResult ) );
Show( dt );
クエリービルダーは、On Run Complete()スクリプトのコンテキストにおいてqueryResultというシンボルを作成します。これは、クエリーによって読み込まれたデータテーブルへの参照です。queryResultにより、後で使用するためにデータテーブルをグローバル変数に割り当てることができます。
(オプション) テーブルを非表示にする。データテーブルは、「JMPホームウィンドウ」と[ウィンドウ]メニューにのみ表示されます。非表示のデータテーブルは、ユーザによって明示的に閉じられるまでメモリ内に保管され、その分JMPが使用できるメモリが減ることになります。非表示のテーブルを明示的に閉じるには、Close(dt)を実行します。ここで、dtは、データテーブル参照の変数です。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
result = Query( Table( dt, "t1" ), "SELECT * FROM t1 WHERE 年齢 > 14;" );
Query()がサポートするSQLiteのコマンドについては、付録A「JMPクエリーで使用可能なSQL関数」を参照してください。その他の例については、『スクリプトガイド』の「JMPの拡張」章を参照してください。