ハンドルをドラッグして満足度関数を変更すると即座に、その満足度関数に対応した満足度トレースが最後の行に描画されます。満足度トレースで水平に描かれている点線は、現在の因子設定における全体の満足度を表します。全体の満足度の数値は、満足度トレースの行の左側に表示されます。ハンドルをドラッグする代わりに、[最適化と満足度]>[満足度の設定]を選択してハンドル点の値を入力することもできます。
最大化のための満足度関数は、満足度関数を示しています。
満足度関数のデフォルトは最大化(望大特性。「大きければ大きいほど良い」)です。「高」の制御点は、Yが最大で、満足度が最高(ほとんど1)の位置に置かれます。一方、「低」の制御点は、Yが最小で、満足度が最低(ほとんど0)の位置に置かれます。
図3.10 最大化のための満足度関数
「最適値」となる目標値を指定します(望目特性)。次図の例では、「中」の制御点が、Yが70で、満足度が最高(1)の位置に置かれています。また、「低」と「高」の制御点は、それぞれYが40と100程度で、満足度が0の位置に置かれています。このような設定は、Yが40や100に近づくほど、望ましくない状態になることを示しています。
図3.11 目標値に合わせるための満足度関数
図3.12 最小化のための満足度関数