起動ウィンドウで[OK]を選択すると、「勾配ブースティングの設定」というウィンドウが開きます。
図7.7 ブースティングツリーの設定ウィンドウ
0 < r ≤ 1の範囲で設定します。学習率が1に近い値だと、最終モデルへの収束が速くなりますが、データにオーバーフィット(過学習)しやすくなります。「層の数」に小さい数を指定した場合は、学習率を1に近い値に設定してください。通常、学習率は0.01~0.1の小さな値に設定し、モデルの収束を遅らせます。学習率に小さな値を指定したほうが、前の層とは異なる分岐を、後に続く層が探し出すようになります。
ブースティングツリーの設定値を含むデータテーブルを選択するためのウィンドウが表示されます。このような設定が含まれたデータテーブルのことを、JMPでは「調整計画テーブル」と呼んでいます。この調整計画テーブルには、指定したい各オプションにつき1つの列が含まれています。そして、1つ1つのブースティングツリーモデルの設定値を含んだものが、1行ずつで構成されています。調整計画テーブルでオプションが指定されていない設定は、デフォルト値が使用されます。