Nelson(1982)は、複数の故障原因がある小さな電気製品の故障時間について分析を行いました。「Appliance.jmp」サンプルデータは、このうち、あるグループ(グループ2)だけのデータをまとめたものです。
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[分析]>[信頼性/生存時間分析]>[生存時間分析]を選択します。
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「故障までの時間」を[Y, イベントまでの時間]に指定します。
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[OK]をクリックします。
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赤い三角ボタンのメニューから[競合する原因]を選択します。
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「原因コード」を選択し、[OK]をクリックします。
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「競合する原因」の横の赤い三角ボタンをクリックし、メニューから[ハザードプロット]を選択します。
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図13.11 「競合する原因」レポートとハザードプロット
「二変量の関係」で作成した「故障までの時間」と「原因コード」は、「故障までの時間」と「原因コード」を「二変量の関係」でプロットして、分位点オプションを選択したものです。このプロットを見ると、αとβがどのように故障時間分布に関連するかがわかります。
この例では、一番多い故障の原因が9であることがわかります。原因9を除去した場合、他の原因による生存時間分布はどのような影響を受けるでしょうか。[原因の削除]オプションを選択して原因の値を削除し、生存率の推定値を再計算します。
原因を削除したときの生存時間プロットは、競合する原因をすべて含めた生存時間プロットと原因9を除去した生存時間プロットです。原因9を除去したプロットを見ると、2,000時間までは生存率(点線)があまり改善されていませんが、その後は、10,000時間を超えても元のプロットよりずっと高い値を取り続けます。
図13.13 原因を削除したときの生存時間プロット