データテーブルを照会すると、その結果作成されるデータテーブルには、クエリーの再実行、データの更新、およびクエリーの編集を行うためのスクリプトが含まれます。これらのスクリプト内のデータテーブルには絶対パスがあります。たとえば、これらのスクリプトの以下の部分では、2つのJMPサンプルデータテーブルの保存場所が定義されています。
JMP Tables(
["SAT" => "C:\Program Files\SAS\JMPPRO\14\Samples\Data\SAT.jmp",
["SATByYear" => "C:\Program Files\SAS\JMPPRO\14\Samples\Data\SATByYear.jmp",
),
しかし、クエリーを.jmpqueryファイルの形式で保存すると、そのファイルには元のデータテーブルへの相対パス(作成が可能な場合)が含まれます。以下の例は、「FuelData」サブフォルダ内に保存されているデータテーブルを示しており、このパスは.jmpqueryファイルに対して相対的になっています。
JMP Tables( ["Cars" => "FuelData\Cars.jmp",
"Trains" => "FuelData\Trains.jmp"] )
相対パスを作成できない場合、.jmpqueryファイルでは、代わりにパス変数を用いた絶対パスが使われます(可能な場合)。クエリーを実行する際、データテーブルが見つからなければ、そのテーブルを選択するよう指示されます。その後、クエリー内で見つからない他のテーブルについても、選択したフォルダ内にあるかどうかが確認されます。
パス変数を使用してデータテーブルの場所を指定することもできます。たとえば、「$DOCUMENTS」フォルダ内のデータテーブルを選択するスクリプトを書くことができます。また、JSLスクリプトでパス変数を定義し、そのスクリプトからクエリーを実行することもできます。パス変数の詳細については、『スクリプトガイド』の「データタイプ」章を参照してください。