工程能力指数プロットには、「Y, 工程変数」として入力したすべての変数のPpk値が表示されます。横軸に変数名が並び、縦軸はPpk値を表します。非正規分布をあてはめた場合、その分布名が、変数名の後ろに括弧で囲んで表示されます。工程の重要度の値を指定した場合、工程能力指数プロット上の点のサイズは重要度によって決まります。プロットの右側にあるスライダによって指定されたPpk値の位置に、横線が表示されます。
工程能力指数プロット内の点の上にカーソルを置くと、その工程の管理図を確認できます。管理図をクリックすると、その管理図と工程能力レポートを含む管理図ビルダーが起動します。
注: 工程の群間変動の統計量として、プールした不偏標準偏差を選択した場合、その工程列の管理図は表示されません。
図H.13は、「Process Measurements.jmp」サンプルデータの「工程能力指数プロット」レポートです。変数のうち7つが非正規分布であてはめられています。「工程 7」は、正規分布であてはめられています。「工程能力指数プロット」の赤い三角ボタンのメニューにある[全体シグマの点にラベル]オプションを使い、点にラベルを付けています。
図H.13 非正規分布を使った工程能力指数プロット
「工程能力指数プロット」の赤い三角ボタンのメニューには、次のようなオプションがあります。
群内シグマの点を表示
群内シグマの推定値を使って計算した点の表示/非表示を切り替えます。
群内シグマ もしくは 群間+群内シグマの点を表示
(起動ウィンドウの少なくとも1つの工程で「群間+群内シグマによる計算」が選択されている場合のみ使用可能。)群内シグマの推定値、または指定されている場合は群間+群内シグマの推定値を使用して、計算された点の表示/非表示を切り替えます。
全体シグマの点を表示
全体シグマの推定値を使って計算した点の表示/非表示を切り替えます。
水準ごとに色を塗る
Ppkの各水準を示す色の表示/非表示を切り替えます。[水準ごとに色を塗る]を選択すると、プロットに色のついた領域が現れます。色のついた領域は、次のような意味を持ちます。以下の説明において、pは「PpK」の下のボックスに入力されている値です。
– Ppk < pの領域は赤色に塗られます。
– p < Ppk < 2pの領域は黄色に塗られます。
– 2p < Ppkの領域は緑色に塗られます。
群内シグマの点にラベル
群内シグマの推定値を使って計算した点のラベルの表示/非表示を切り替えます。
群内シグマ もしくは 群間+群内シグマの点にラベル
(起動ウィンドウで、「群間+群内シグマによる計算」が少なくとも1工程で選択されている場合のみ使用可能。)群内シグマ推定値、または指定されている場合は、群間+群内シグマ推定値を使用して、計算される点のラベルの表示/非表示を切り替えます。
全体シグマの点にラベル
全体シグマの推定値を使って計算した点のラベルの表示/非表示を切り替えます。